「夜食」そのコトバの響きに何人の女子が誘惑されただろう

ひとつお尋ねしよう。

夜食(ヤショク)…このココロときめくコトバの響きに夜な夜な誘惑されたことはありませんか?

テスト前や受験勉強だとかいって夜遅くまで起きて勉強していると、お腹が空いたでしょうとオニギリが出てきたりするアレです。勉強していたかどうかはわからないのに突然目の前に現れるあの

誘惑物体。

英語の勉強中なら思わずUnbelievable !と叫び、数学の勉強中なら胃内で因数分解だと言い聞かせ、化学の勉強中なら質量保存の法則を脂肪燃焼で置き換えようと決意し、物理の勉強中ならもはやその摩擦抵抗μは限りなくゼロになる…それが「ザ夜食」である。

昼間にBBQをした日の夜は、なんだかお腹すかない?などと誰かが言い出し、何故お腹がすくのかといえばそのワケは、今日はお昼あんまり食べなかったよね〜話ばかりしてたからね〜などなどと、何やらそれらしい理由をつけて、そそくさと冷蔵庫の前へ…。

では、あえてもう一度たずねよう。

あなたは、「ヤショク」の響きにココロときめいて、夜な夜な誘惑されたことはないですか?

さあ、なんとも意味の無い後悔めいた前置きはさておき、本題に入ろう。

世の中にはなんとも便利な本があるものだ。ちょっとしたもので簡単に山ごはんを作ろうなんていう、ハンドブックというか小冊子といいますか、そんな悪魔の辞書がそこにある。

そのページをめくると、あなたはその簡単料理を夜な夜な作ってしまうのである。


何か手軽に作れそうなものは無いだろうかと本を手に取り、

ページをめくったその瞬間…

うわっ!出来ちゃった!


さすが簡単レシピ本…そのページを開いた瞬間に、餅モチーズ焼きは出来上がってしまったのだ。写真の後ろに写り込んでいるホットサンド用の調理器具を、いったいいつの間に私は取り出したのか、記憶にすら無い。

だが、出来上がってしまったものは仕方ない。捨てるわけにはいかない。食べよう。

それが、冒頭のこの証拠写真だ。


まことに悩ましいかな我が食欲である。

しかしてこのレシピ本、実は別にもう一冊同じようなのがあって、それが翌朝にまた大活躍したことは今更言うまでもないであろう。


見事な料理の腕前で。