土用の丑の日

今年の土用の丑の日は、2日あるってご存知でした?今日がその2日目の土用の丑。1日目はなんと7月25日だったというわけです。

どうしてそんなことになるかというと、土用の丑という仕組みがある一時点や日を指しているのではなく、複数の条件に合う日を指しているからなんだそうです。

土用というのは、立春や立冬などの季節の変わり目を意味する日の前の18日間を言うんだって〜知らなかったなぁ。ということは、一年に4回も土用と呼ばれるシーズンが18日間やって来るわけですね。ちなみに鰻屋さんが大喜びする夏の土用は立秋の前日から18日間。

そしてそれとは別に、丑の日ってやつがあって、干支の12日周期で丑の日がやって来るわけです。もうおわかりですね、その2つの条件が重なったら、土用の丑というわけです。

そりゃ、うまいこと重なれば、土用18日間の間に12日周期の丑は2回やって来るということは当たり前ですね。

香港からの友人が京都に来ていたころが祇園祭りだったので、その頃ちょうど土用の入り。北京帰りの私たちはその友人と道頓堀で合流して鰻屋さんに行ったのがその直後の日曜日でした。

残念なことに日曜日だったので、大阪だったらここが一番と思っている鰻屋さんがお休み!というわけで、道頓堀のお店になったわけですが…やっぱり美味しいのが食べたい。

「これは、食べなおしでしょ」

というわけで、次の日お店に足を運んでみました。


土佐堀通りから南へと、この三休橋筋を歩いて行くと、


ありました。本家柴藤さんです。ところがこの行列というか人だかり。店内も椅子に座ってみんな待ってます。さすがは土用の丑の日ですねえ。


ポスターにちゃーんと2日分書いてありました。やはり本当だったんですね。

けど、この暑い日に炎天下に並んで食べる気力も無く…。この日はちょっと見送りました。

土用の丑の日という風習は、「う」がつく食べものを食べるという風習で梅干しや饂飩などをたべていたそうです。そんなおり、夏に売れ行きが悪かった鰻屋さんが、発明家の平賀源内という人に相談して、「土用丑の日という看板を出したらどう?」と提案され、お客さんであふれかえったという話なんだそうな。

これが本当なら、平賀源内はマーケティングの神様ということになりますなぁ。

ここのウルトラまむしは最高ですよぉ〜