サイトアイコン HYMER.LIFE🆕

さあ料理だ。今でも現役で活躍するダッチオーブンは一生モノだね!

さてさて、ようやくキャンプのメインイベント、キャンプ料理のお時間がやってまいりました。

やはり、なんだかんだ言っても、キャンプは料理でしょ?正直に言います。外で食べることだけが唯一の楽しみです。それ以外にキャンプには何も求めていません(笑)

自然と触れ合う?虫捕り?川遊び?まったく興味ないです。火起こし体験…疲れますよぉそんなの…カチッとライターで火がつくじゃないですか。陶芸?手が汚れるだけです。テント泊?背中が痛いだけじゃないですか。

すいませーん、食べること以外に興味ないっす。


ようやく本音が言えたわ。

1.ダッチオーブンとの出会い


さて、最近ではよく耳にするダッチオーブン。これはキャンプを始めた時に一番最初に買ったキャンプグッズでした。(その時点で食べることにしか興味ないって気付けよっていう話だけどね)その当時はまだ買ってから自分でシーズニング(って言ったかな?)という焼き入れ作業をしないといけませんでした。

買ってきたばかりのダッチオーブンは、どちらかというと銀色に近い色をしていて、表面に錆止めが塗ってあったんですね。それを焼いてオリーブオイルを塗って被膜を作るという作業なんですが、まあ、なんとなく書いてある通りにやって、上手くいきました。

煙がでるほどガンガン焼けばいいだけなので。


最初に買ったのがこの10インチ。もう1つが12インチ。どちらもディープといって深め、高さがあるんです。それ以外にもコンボクッカーとかいうのと、クレープ作る用の4つがあります。

ご多聞にもれず定番のLODGEのものなんですが。それには単純な理由が。だって、その頃はLODGEのダッチオーブンしかなかったんだもん!

アウトドアショップなどというおしゃれなお店もなく、どちらかというと釣具屋さんの片隅にあったアウトドアコーナーで、初めて見たときはなんだこれ?でした。たぶん、これがなけりゃキャンプ熱は続いてなかったろうなぁ〜。キャンプといえばBBQかカレーでしかなかったのが、ここで一気に料理の幅が広がっていったのです。


2.ダッチオーブンは手抜き料理です


キャンプの旅に焼肉食べてたら、飽きるでしょ?ご当地料理を外食もいいけど、そうそう美味しいものには巡り合わない…やっぱ旅は自炊っていうポリシーがあるぐらいですしね。(詳しくはハワイ献立集「旅は自炊」がモットーの炎の料理人が語りますを見てね)

外に遊びにきた時にまで、家と同じように料理を作らなきゃいけないなんて「イヤだわ」と、世の主婦の皆様から多大なるご批判の嵐が吹き荒れていることでしょうが、それは大きな間違いです。このダッチオーブンという調理器具は放り込んで火にかける…それだけです。もう、徹底的な手抜き料理なんです。

そして、それがキャンプのメインイベント(あ、私たちの場合ね)だから、一日中ずーっとそれをやっていられるのが最高です。

どこにも遊びにいきません。もう、これが楽しいんですよ。しかも最近は食べる量が減ったもんだから作るだけで大満足。なんなら作るだけ作って「また明日の朝片付けに来ますね〜」と帰りたいぐらい。

いかに手抜き料理かをご紹介しましょう。これはカレーですが、


本当なら切るのも皮をむくのも面倒なので、さっと洗ってそのまま入れるんですが、さすがにこの日は子供たち用の甘口カレーだったので、ちょっと皮をむいてキレイにしました。こうやって材料を放り込んで、グツグツ煮込むだけなんですが、それだけで具が溶けるぐらいになっていくので、切らなくていいんです。

いつもは野菜の水分と赤ワインだけで煮込みますが、今日は子ども用だったのでワインの代わりに水を入れました。

そして、その横で肉の表面を焼いて焼き色をつけてから、後からダッチオーブンに入れて1時間ぐらい煮込んでおきます。

あとはカレールーを入れてまた弱火で煮込む。それだけです。


家庭料理と変わらないじゃん、とおっしゃるかもそれませんね〜カレーではあまりよく伝わらないかな。


3.スタッフドチキン


これぞダッチオーブン料理というのが、この鳥の丸焼きであるスタッフドチキンです。調理方法は、これもカレーと同じ。食材を入れて火にかけるだけ。細かい味付けや調味料とか、テキトーです。そこにあるものを使えばいいだけ。

ひたすらぶつ切りにして入れる。それのみ。人参なんて丸ままでもいいぐらい。

今回は少し手をかけて、鶏肉の中に冷凍ピラフを入れてみましたが、まあ、そんなの無くてもいいですよね。ただスタッフドチキンの「スタッフド」は「詰め物をした」という意味なのでまあ入れておきましょう。

というわけで、火にかけます。

これで今夜の夕食の準備は完了です。


ダッチオーブンの良いところは、上からも火をつけられるところです。フタの上に炭を置いて上下から焼いていきます。いっさい水分は無し。野菜の水分だけで十分なんです。

途中でフタを開けても大丈夫。そんなの気にしないで、火の通り具合を確認しながら焼き進めます。


1時間もあれば焼けるらしいのですが、じっくり時間をかけて焼くことが多いですね。炭の加減が難しいというかもしれませんが、火加減は炭を置く量で調整します。ですので、火消しツボから入れたり出したりできるようにセットにしておきます。足りなくなったらまた炭をおこしますが、炭は備長炭を使えば温度も高く長持ちしますからそれほど手間はかかりません。

そうしているうちにお風呂に入ったりして、夜になります。炭の色がキレイに見えるようになりました。


炭を使ったダッチオーブン調理は、キッチンから目の届く範囲で少し遠くに置くのがいいですね。熱が出ますから周りが熱い空気で包まれてしまいます。

子どもたちが近付かないように気をつけた方が良いです。周りをぐるりと囲むように柵をつけたいぐらいですが、それもまた荷物が増えるので、常に注意できる場所を選びます。最初に子どもたちを集めて、ここは危ないから近寄らないようにね、遊ぶときには気をつけてね、と先に伝えておくと安心です。


じっくり焼いてこんな感じに。野菜は水分が飛んじゃってます。途中で風呂に出かけたりして火力が落ちたりしたので、時間をかけてじっくり焼きましたが…ちょっと焼きすぎたかな(笑)

けれど、鶏肉は美味しかったです。蒸し鶏みたいなあっさりとした感じ。

本当は、このあと余った鶏肉でチキンカレーを作るとこれがまたものすごく美味しいのですが、本日はこれだけで。気がつけば一瞬で無くなってました。みんな結構食べましたね〜

ごちそうさま!


モバイルバージョンを終了