私たちはいま、旭川にいます。朝の9時半です。そこは北海道のど真ん中です。さあ、これからどうしよう?何処へ向かう?昨日まで、西の小樽〜札幌〜を通って来ましたから、そちらへ戻ることはありません。
普通、ここで旭川の観光地といえば旭山動物園じゃあないですか。
ね?
で、そのあと美瑛とか富良野とか、もうほんと北海道だなあっていう観光地を回ると思うでしょう?
今回の旅は、常に雨雲との戦いです。雨では野外の行動は、景観も眺望もイベントも何もかも期待できないどころか、傘をさして歩き回るなんて考えたくもありません。
北へと行っても稚内で曇り空のオホーツク海じゃあちょっと…。南の美瑛も富良野も雨では雄大な景色も映えないでしょう。
さて、では何処へ?
網走刑務所(博物館の方ね)にやってきました。
ここなら、雨が降ってもだいたい建物の中だし、なんなら、雨が降って雰囲気が暗い方が、場所がらも合ってる。
旭川からほぼ200kmで3時間。途中でメルヘンの丘に立ち寄ったりしたので、4時間かかりました。
さあ、行きましょう。監獄へ。
北海道を開拓するために日本中の刑務所から労働者として集められたのが網走刑務所で、その開拓事業が過酷な労働だったために、網走刑務所には重大犯罪者が送られるという誤解になったんだそうです。
身体の強そうな囚人ほど網走送りにされただろうしね。
博物館にはそんな過去の囚人に感謝する展示が多くありました。なかなか面白いです。
雨も降って来たので、私たちもすぐに引き返します。明日は天気が良くなる予報なので、眺望も良くなるはず。
それを期待して、西へと戻りましょう。
こんなのもあるよ
-
神威岬(日本縦断〜その30)うに丼を食べて目的を達成したあとになって、ようやく北海道の大自然でも満喫しますか〜という気分になり、積丹からさらに西へと走って、神威岬へと向かいます。 なかなかパンチの効いたコピーですねえ。しゃこたんブルーというのは一体何のことかな、とこの時点では「はてなマーク」で歩いて行きます。 しばらく歩いてか…
-
積丹でウニ丼(日本縦断〜その29)北海道にやってきた一番の目的と言ってもいい、そんな瞬間が早くもやってきました。この旅の日程で北海道にいる日数は2週間ぐらいですが、早くもその上陸2日目にして、その目的を達成するのです。 そう、それがウニ丼を食べる、です。 過去にも北海道にはよく旅行で来て札幌で食べていますし、ウニ丼は北海道でなくても…
-
那智の滝(日本縦断〜その12)かわりだね温泉を見学しているうちに、すっかりと時間がたってしまい、お腹が空いてきたなあというクレームが車内に聞こえる中、早く那智の滝に向かわねばと車を走らせるのであった。 昨日のステンレスの湯とたらいの湯がどこにあるのか、今はGoogle Mapでは掲載されていないので、たぶん削除したのだろうなあ、…
-
上越市立水族博物館うみがたり(日本縦断〜その22)秋田まで走ろう、そう心に誓った私たち。昨夜はとんでもなく暑かった。寝汗もすごくてもう、温泉にでも入らなくてはいられない。早朝からゴソゴソ起き出して、すぐに徳光PAから歩いて行ける日帰り温泉へと。 もう、前にも来ていてお話ししているから、その紹介はしないけど、ぬるめのお湯にゆったり浸かって、気分はリフ…
-
札幌でスープカレー(日本縦断〜その31)昨日は神威岬から東へ向かって、小樽でディナー。まだ運転が続くのでビールはノンアルコールです。フェリーが到着する港が小樽なんですが、ここもなかなか綺麗な街ですね。 札幌にも近くて便利だし、少し、住んでみたくなりました。 とにかく涼しいので、夜にお風呂に絶対入りたいとまでは汗をかきません。お風呂は明日の…
-
石垣島での出会い(日本縦断〜その15)石垣島の旅はそれだけでは終わりませんでした。これから続く「日本縦断」の旅につながる重要な出来事がありました。 それは、小笠原諸島で海底火山が噴火して、軽石が砂浜に漂着しているのを見て、すごいなあと思っている時のことでした。 今年の夏は北海道で会おうねって言ってた この一言から全ては始まるのです。 い…
-
北陸自動車道をひた走る(日本縦断〜その21)「はははーどうせフェリーには乗れないんだろ?」 そう思っていたそこのあなた!そうなんだ!その予想通りの展開になったのだ。 いや、ちょっと待て。たしか敦賀より先は北陸自動車道が通行止めではなかったか? これはまいった。一般道を走って、通行止め区間を乗り越えなければならない。 お腹すいた うーむ。ここは…
-
あべのハルカスで作戦会議(日本縦断〜その1)ちょっと前までは日本でいちばん高層ビルだと言われていたあべのハルカスに来ています。 まあ、高いっちゃあ高いんだけど、飛行機で上から見るよりは高いとは感じないから、もう慣れちゃったかなあ。以前、東京スカイツリーに登った時もそうだけど、あんまり高い場所からのパノラマ感っていうのに新鮮さを感じなくなってる…