さあ、8月の最後を飾るHYMER LIFE…。11日間にわたってお送りしてきたキャンカー裏日本HYMERの旅、皆さんお楽しみいただけましたでしょうか…なわけないよねf^_^;
『誰が、そんな他人の面白そうな旅を見て楽しいんだよ』って思っているそこのあなた!そう、あなた!
その通りです!
かくいう私もそういう気持ちで今までネット記事を読んでました。だから今まで旅行記のようなものは書かなかったんですが、初めてやってみました。
というのは、過酷な旅っていうのはなんだか妙な達成感と感動があるんですよ。なので、書き綴ってしまいました。
さて、この旅の最後のお話を聞いてください。
おもちゃ王国で遊んだ後、軽井沢を後にした私たちは、南軽井沢へ抜ける国道18号から県道43号、92号と経由して上信越自動車道の碓氷軽井沢ICへと向かいました。
昼過ぎから降り出した雨がどんどん強くなってきて、関越自動車道に差し掛かったころにはスコールのようなドシャ降りの中、黙々とHYMERくんを走らせていました。
練馬で渋滞に合い、一般道の抜け道をかいくぐって、首都高中央環状(地下だから雨の心配がないの)に入ってスムーズに流れ出した時には、うっすらと眼に涙が…
「かける…?」
「ん…」
「じゃあかけるよ?」
「かけよっか」
「どっち?2002?」
「そだね」
なんとなく音楽が聴きたくなって、そっから車中はずっと1/6の旅人2002を大合唱しながら五反田の出口へ。ゴールが近付くとこの歌をききたくなるのかな?
途中、一般道で雨の中、信号待ちしていたらこの旅を象徴するかのような奇跡的な、どこかで見たようなシーンが…。
「あ!カブだあーっ!」
思わず、叫んじゃいました。
「ゴール前にしてこの完璧な画!キャー!スゴイ!」
「ていうか、この豪雨の中で信号待ちしてる車内から一台のカブを見つけただけで、こんなに感動するってか?これは何なんだいったい?」
それ確かに。非常に冷静な意見です。説明がつきません。
「これは、字を入れなきゃダメでしょ?」
「おー、そうだそうだ!なんて入れる?」
「ベトナムの『6年間ありがとう』は?」
「やってみるわ」
「…違くね?」
「こりゃ違うわ」
「だって、まだHYMER LIFE始まって4ヶ月だもん!しかも終わってないし!」
「だな」
「じゃ、コレは?」
「それ、言いたいだけヤン!」
ボケを入れないと気が済まない、いちいち面倒くさい私たち。
「じゃベタにこれで」
「うん!いい!」
「よーし、これでいこーう」
「ありがとう!フジムラくん!」
「誰がヒゲやねーん!」
その後、無事東京に着いた私たちは、約束通りにディズニーランドでお友達と一泊したり、ミュージカルを見たり、さらには水族館へ行ったりと、残りの夏休みも満喫したのでした…。