さあ、始まりましたキャンカー裏日本HYMERの旅(第2夜)
琴引浜で海水浴を楽しんだので、水着とタオルそれから昨日の車中泊まで来ていた服を、旅に出る前に洗濯しておこうということで琴引浜から近くの網野でコインランドリーを見つけ、その近くでランチにしようと探していたところ、
「あれ?これってあのバラ寿司屋さんじゃない?」
「ん?あ、そうだね、なんかそんな気がするねぇ」
いつも見る昭和の雰囲気がする包み紙が、なんだか記憶の片隅にありました。
「近いし、行ってみよう!」
というわけで、琴引浜の西側、京丹後市の網野にあるバラ寿司のお店から。
「とり松 」さんです。
よく百貨店でご当地グルメのお店で出店されている有名なお店です。人気があるのか駐車場は満車でした。もちろん、HYMERくんが停められるはずもなく…。近くのお店でちょうど切れていた炭を買って、停めさせてもらいました。
ありがとう!ジュンテンドー網野店さん!
さて、お店の前には待っているお客さん用に休憩所が設置されていました。ウチワも置いてあって、まあなんと親切な。
「うわーお持ち帰りだけでなく、こんなお店もやってるんだね!ていうか、こっちが先か(笑)いいじゃん!こういうお店をどんどん紹介していこうよ」
「これ見てごらんよ。何か書いてある。『煮上手は盛付上手青柚添え』だって」
「何だろ?俳句みたいだね。あ、順番来たみたいだ、入ろっ!」
「このバラ寿司、美味い!」
「ねえねえ、さっきの俳句だけどさ、及川 貞(おいかわ てい)っていう女流俳人の作品なんだって」
「へぇ~」
「料理上手な人は盛り付けが上手なんだ、青柚子を添えたりとかね、って意味かな。日常生活を詠んだ俳人らしいよ」
その時、窓際席の団体さんからこんな声が聞こえてきました。
「おい!あれ見ろよ、テレビのロケじゃね?」
「本当だ!誰か芸能人 来てるのかな!?」
「ロケハンだよ、ロケハン!ここの店 有名だからロケに来たんじゃね?」
いやいやロケハンってのは、撮影じゃなくて撮影地を探して交渉することだってば。そこで夢を打ち砕くかのような電撃発言…。
「いや、キャンピングカーだろ」
「ちぇ。なーんだ!」
よく間違われるんですよね…
いつもガッカリさせてすいませーん!
タダの一般人でーす!
というわけで、美味しい現地のお食事も済ませ、コインランドリーの洗濯物も取り出して、さあ次は経ヶ岬に行きましょう!