ジンベイザメが餌付けされているという衝撃の事実を知った後、私たちは海の中から這い上がりぐったりと疲れた状態でボートに乗せられて、岸へと戻って行きました。
「すごかったね…」
「うん。ものすごい大きさでちょっと怖かった」
言葉も少なめで車へと戻って行きました。救命具をオジサンに返却して、入り口付近のお店でタオルを買って身体を拭き、元の洋服に着替えてようやく落ち着いたところで。
“それじゃあ島に渡ってランチしましょう”
え?なんですって?
“あそこに島が見えるでしょう?今からあそこに渡ります”
まだ行くの…けっこう疲れてるんだけど…もう帰りたいんだけどなあ…
この写真の右上に見えている島まで渡ると言うのです。
いやあ、この手漕ぎボートであそこまで行くなんて、どんだけかかるの…と思っていたら、車に乗って移動し始めました。
オスロブのジンベイザメウォッチングの場所から南へ数分行ったところに島へと渡る船着場があるのです。
「マジか…島に渡って何があるんだろう…」
英語で話さないといけないので、詳しいことは聞けずにただ船が出るのを待っている私たち。
「この船で渡るのかな…」
「そんなはずないでしょ」
「あ、これが船着場かあ」
けっこう大きな船…というよりボートの大きなの。
はい、乗るよ〜という合図があって、ぞろぞろ歩いて行きます。
そうだよね。この人数じゃ手漕ぎボートでは行けないよね。
どうやら島には宿泊施設もあるみたいで、スーツケースを持って乗り込む人もいるようでした。荷物は受付で預けて先に積んで固定してくれているみたいです。
みんな前の方には座らずに後ろへと乗り込んで行きます。そのように誘導されていたのかな、一番前に乗りました。
さあ、出発です。
一番前にみんなが座らなかった理由がよくわかりました。波を切りながら進んで行くので水しぶきが飛んでくるのです。まあこっちは海の中でジンベイザメと泳いできたんだからそんなの気にしない。むしろギャーギャー言って騒いでおります。
そしてサミロン島へと到着しました。
しかしもうこの時点でイヤと言うほど海の美しさが目に入ってきます。どれだけ綺麗な海なのでしょう。と言うより、海ってこんなに綺麗な水が大量にあるんだなあと感じます。海の青は空の色が鏡のように反射して青く見えるといいます。日本でも天気の日には綺麗に見えるだろうけど、やはり南国ならではの青さなのかな。
上陸しました。岩に見えているのはもしかしてサンゴ礁?
少し丘を登って上から見下ろした海の色がこの青いグラデーション!
これは!すごい!ともう少し海に近寄って見る。
おおおーここで泳げるんだ!(疲れてもう泳ぎませんけど…)
こんなのもあるよ
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