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九州一の花火大会を見るはずが…(四国九州R-1第21番)

オランダ村としてのテーマ性にこだわって作られたハウステンボス。その話題も手伝って開設当初は来場者数も順調に増えたものの、数年で見向きもされなくなる。そしてテーマ性が崩れ始めることが批判されてさらに落ち込む。

運営主体がHISに変わってテーマ性を復活させたのかと思いきや、恐竜やJRAなどさらにテーマ性は多様化しているように見える。けれど、その効果は現れて来場者数は復活の兆しが見え始めている。

うーん。ビジネスの成功の秘訣ってなんだろう?

外国の雰囲気を味わいたければ、本物の外国に行くだろうしなあ。

夕食を食べながらでも考えてみよう。

「そんな難しいこと考えないで、食べよ食べよ〜」

これも以前に来た時にも食べた気がする。ハウステンボスに来たら絶対に外せない食事だよね。まあ、美味しいけど、それほど何度も食べたいかというとそうでもない。うーん。

食事も終わって、花火会場へと歩いていくと、驚きの光景が。

ロボット?もうオランダに何の関係も無くなってる。お台場のガンダム像のような世界観になっています。けれど、これはこれで子どもたちは喜んでいるみたい。

さらにはプロジェクションマッピングで建物に映像が映し出されていました。これは単に映しているだけなのかなあ。

さて、今日のメインイベント花火大会です。

指定席とはいえ一番お値段の安い席を買っていました。時間が長くたぶん最後まで見ることは出来ないので途中で帰っちゃうからです。

とはいえ、この前の席と後ろのパイプ椅子の差が、指定席券の値段の差を表しているというこの差別感…少し面白くなって笑ってしまいました。ちなみに一番前の席はソファだったそうです。

花火は夜9時前にクライマックスの5分間に4000発の打ち上げがあるそうで。

「それ見る?」

「寒い!」

「うん。帰ろう」

というわけで、風邪をひかないようにさっさと帰り支度。この日は急に寒波が戻ってきたのでかなり寒い夜でした。海辺ということもあるので、風もありますしね。帰りの道路が大渋滞するという噂も聞いていたので、さっさと帰ることにします。

こういうアッサリ感が私たちの旅の特徴です。あまりこだわりが無い…。

帰りに暗くなった状態で見るハウステンボスは照明で綺麗に装飾されていました。プロジェクションマッピングの意味も、そこでようやくわかりました。

なるほどね。そういうことだったのね。

「これはまた規模感の壮大なテレビゲームですなあ」

「テレビゲームって…死語だわ」

場内はとても綺麗なライトアップがされていました。

けれどもう、そんな風景をゆっくり見ている余裕がありません!

「寒い!」

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