落雁をつくる体験教室の近くにうどんバカ一代といううどん屋さんがあります。もちろん私たちのお気に入りのうどん店です。
一番最初に教えてもらって冷やかけを食べた時の、あの感動は忘れられません。冷たいダシの深みというか初めての経験でした。冷たいうどんと言えば、つけ麺みたいな食べ方をイメージしてしまうもの。
けれど、今回の旅はこのお店に立ち寄る予定はありませんでした。なぜかというと、友人一家が行きたいうどん店リストには入っていなかったからです。彼らも、知人の香川県民にあらかじめ聞いてきたとのことで、5店舗をリストアップしていました。
「それなのに、こっちがお気に入りのお店を案内するのもなあ」
と思って、遠慮していたわけです。
落雁づくりも終わって、さあどうしようかという話になりました。
「ねえ、どうする?ここらへんでうどん食べないとさ、もう2時だよ?」
「え?どういうこと?」
「あのねえ、香川の美味しいうどん屋さんっていうのは、もう2時を過ぎ始めるとどんどん閉店していくの」
「えーっ!!」
「マジでーっ!夜はやってないの??」
はーい、これまたうどん県初旅行アルアルです。外食レストランと同じように考えているので、夜も営業していると思っているのです。もちろん、夜も営業しているところはありますが、マニアックなお店ほど午後は開いていません。
「それじゃーさあ、もう名店はだいたい閉まってるから、この旅行中にうどんを食べられないで終わっちゃうってこと?」
「いやあ、もうそうなったら私は大爆笑だけどさ」
「そんなのやだー」
「また来ようね〜」
「いやいやいやいや」
だめだわそれだけは。流石にこのまま返すわけにはいかないです。ここからすぐに食べられるところ…なんとそれが、
うどんバカ一代
だったのです。なんと幸運なんだ!
友人は地図を見ながら言う。
「じゃあさ、この近くにあるうどんバカ一代っていうのはどうなの?」
「オススメです!実は今まで言えなかったんだけど、もう過去に何度も行ってます」
「よし!すぐ行こう!」
「うわー並んでるう〜」
「間に合うかなあ。ここで並んで時間かかったら、ここだけしか食べられないのかなあ〜やだやだ〜」
「大丈夫だよ。ものすごく回転が早いから、これぐらいの行列だったらすぐに順番が来るよ」
というわけで、久しぶりのひやかけをいただくことに。しめしめ。
本日朝に山田屋で食べて、お昼ご飯も2食目のうどん。幸せです。
しかし、子どもは正直なもので、
「えー?またウドンー?」
こんなのもあるよ
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