ヒーター付きサイドミラーとHYMERくんに積もった雪降ろし

先週はなんとか無事に雪の中を脱出できましたけれど、雪中泊は自然の厳しさを感じた出来事でした。太平洋側にいれば大丈夫だろうと思っていたのですが、何があるかわかりませんねえ。

もちろん、北海道や北陸にお住いの皆さんにとっては、あれぐらいの雪だったら何でもないことなのでしょうけれど、いろいろと勉強になることがありました。

まず、一番の助かったポイントは

長靴です。


あ…見えるかなあ。


これね。


帰省した時に実家の田んぼを手伝うからって買った長靴なんだけど、これがなかなか役に立つのでずっとHYMERくんの収納スペースに入れておいたのです。

朝起きて、ちょうど1本目のガスボンベが空になって、2本目に切り替えるタイミングだったので、収納スペースを開けに行った時に、長靴を積んでいたことに気付きました。

やった!と叫んで、すぐに履き替えましたねぇ。

これがなかったら、足元はぐしょぐしょに濡れて、足先が痛いほど冷えていたと思います。

そして、雪が積もったHYMERくんの姿を落ち着いてよく見ると、天井に雪が乗っかっていて、こりゃ溶けるまで時間がかかりそうだなあと思っていました。


前から見たらこの感じ。

これは、雪降ろしをしないといけないなあ、といろいろ方法を考えました。

テント用のガイラインが積んであったので、それを車体の上に回して引っ張り落とそうかなあとか。

でも、前の方を見て気付きました。溶けてるわって。


これでも朝6時ごろからエンジンをかけて2時間ほどたっているので、ずいぶん溶けている方なんですよ?

さらに2時間ほどエンジンをかけて暖房をつけていたら、屋根の雪が少しづつ溶けていきました。


雪だるまが完成した昼前には前方の半分は溶けて雪が無くなっていますね。

あとの雪は走りながら飛ばすだけで、事無きを得ました。
それから、もうひとつ良い装備だなあと思ったポイントは、

ヒーター付きサイドミラーです。

このサイドミラーをみてください。雪がくっついています。


これは、ヒーター付きのミラーなのでスイッチを押しました。


真ん中のボタンです。

すると、すぐにキレイに溶けてくれました。


HYMERくんの装備に、またまたよく考えてあるなあと感動させられました。

本国ドイツの冬を乗り越えられるように作られているので、寒いのは安心だなあとつくづく思いました。普通に車中泊して起きたら雪だったってだけで、何の不安も感じなかったです。

でも、舐めてしまったらいけないな…と反省。

もう少し、緊急時用の装備を積んでおかないといけないなあと。今回はPAがあったので手袋や靴下も買えました。でも、もし道路の上で立ち往生になっていたらと思うと…。

自然と共に暮らすって、とても私たちを成長させてくれるなあと思います。