ガスボンベが使えない?(日本縦断〜その2)

その後、基地に移動した私たち。

新しく購入したシェードをためしに設営してみて、この暑い夏を乗り切れるのかテスト中。

そして夜になったら、星を眺めながらの会議が続きます。

北海道に行けば、もっと星がキレイに見えるんだろうなあ

さて、ガイドブックを大量に買って、その、北海道の魅力というのを調べてみようと、我々hymer.lifeの旅としては、いつになく慎重な計画を練っているのが面白い。

今までだったら、さ、いくぞーみたいなノリだけで出発するところなのに、なぜか今回ばかりは計画的。

と、いうのも、夏でも寒いというので

そうなんですよね。北海道にキャンピングカーで行った人から聞いた話によると、そりゃもう夜は寒いと。防寒はちゃんとしていったほうが良いと。

まあ、ガスボンベがあるから暖房はできるし

そう思っていました。


というわけで、予定日にむけてフェリーを予約しようとしたところ、

え?ダメなの?

はい、ガスボンベは積載できません。

これはですね、まあ知らなかった。不注意といえばそれまでなんですが、さんふらわあに乗船した時も、これを知らずに乗ってたわけです。

おそらく、運用ではそこまで厳しくなかったのでしょう。

ところが、北海道まで行くフェリーとなるとそうはいきません。

やはり、海上を24時間以上かけて、さらには太平洋や日本海など荒波が予想されるケースでは、この禁止事項についても厳しくチェックされているようです。

まあ、そりゃそうだわな。穏やかな瀬戸内海を走るのとは危険度が違う。

こりゃあどうしたものかと、情報を集めてみたけれど、ガスボンベは降ろしていくしかないな、という結論に。

つまり、北海道では料理ができない、ってことね

そういうわけです。

エンジンを切っている間は冷蔵庫も使えないし、こりゃ新鮮なお土産はまったく買えない。

暖房は、まあ、いつも使ってる電気毛布があれば最悪の事態にはならないかな。

美味いもの食べに行って、食糧が買えないというのは…寂しい限り。

北海道をHYMERくんで走ることが、このブログの集大成と言っても過言ではないってぐらいに思い入れが激しい、のは、

私だけですけどね

ガスボンベ禁止を皮切りに、幾多の困難を乗り越えて、この北海道の旅の計画は進むのです。

行きたいのは、私だけですけどね

北海道のガイドブックを見ながら、それほど大自然なんぞに興味なく、

うーん…あんまり魅力的なところ、無いなあ
けど行きたい

基地で、北海道のウニをイメージしながら、試食してみて、

うーん…どこでも食べられるしなあ

本当に行きたいの?

なぜか知らないけど、キャンピングカーに乗って北海道へ行った、という物理的な移動の事実だけが、目的にすり替わっていくのでした。