HYMERくんの故障(日本縦断〜その3)

その基地での作戦会議からの帰りのこと。

雨が降ってきて高速道路を走りながらワイパーのスイッチを入れると、

あれ?止まった?

数回動いていたかと思うと、急にワイパーが動かなくなりました。

これは困った。雨が降っているのに、ワイパーが動かないなんて、北海道どころかどこにも行けないなあ。

季節はまだ梅雨が明けていないそんな時。夏のにわか雨も考えると、いつ雨に遭遇するかなんて、予想もつきません。

うーむ。これは、うどんを食べに行くしかない。

というわけで、高松まで立ち寄って、ワイパーの修理。

これがまた、もう、部品の手配なんかで時間がかかって、しばらくは旅に出られない。

さらには、高松西のインターチェンジを降りるあたりで、何やら不安をあおるメッセージが。

おおーっ!なんだこれ?

車検してから、流行り病のおかげで自粛の日々、走行距離も伸びていないのに、エンジンオイルが足りてない?そんなことはないだろ。

そのことも修理の時に伝えて、高松を後に。

この夏に北海道に旅に出たいから、修理を急いで欲しいとお願いすることになったのですが、それがかえってマイナスになってしまうとは、このときはまだ知らず。


さて、その数日後、修理できましたということで、引き取りに。

せっかくだから、ちょっと足を伸ばして、以前から気になっていた津山の城跡にでも立ち寄ってみようと。

津山藩といえば、森長直(ながなお)のお話が有名ですね。

この津山城を明け渡す英断をもって美作の民を守り、岡山県の西の端へ。そのお家取り潰しの災難の中、あの有名な赤穂浪士の大石内蔵助との信頼関係をつなぎ、その後の討ち入りを影ながら支えた人物として有名です。

その後、赤穂へと転封されて、赤穂の塩産業をさらに発展させていく名君でした。

今は、天守閣はありませんが、とても大きな石垣が残されています。


ところが、その帰り道。

あれ、またワイパーが動かない…

そして、もう少し走っていると、

アドブルーの異常が出ているというアラームが!

なんと、北海道に旅に出るという直前に、いくつものトラブルが発生。

いったい、どうなることやら。