異常気象の議論を聞いて思うこと

こんなことを話題にして不謹慎だと怒られるのかもしれませんが、どうにも気になっているので災害が起きた事実を現実として受け止めながら、考えてみたいと思います。

西日本を襲った大雨はとんでもない爪痕を残していきました。フィリピンで発達した積乱雲が原因で湿った空気が流れこんで来たのが原因だとか。

そしてその後のこの猛暑…

気温が40度を超えるだなんて、子どもの頃には考えられなかったです。だって、お風呂の温度ですよ???道を歩いていて、ずっと風呂に入っているようなものですから、そりゃのぼせますよ。

体温が36度ぐらいだとして、熱いお風呂が42度だとして…そりゃそうだよね。

異常気象の原因は二酸化炭素なのか、地球温暖化なんだとか、ヒートアイランドだとか、いろんな理由が言われていますけど、それって「人間にどうにかできること」なのかな?って思っちゃうんですよね。

人類が出している二酸化炭素は、海や森林の二酸化炭素排出量に比べれば圧倒的に少ないらしい。それって人間が自然を変えることが出来るかという問題だし。

ヒートアイランドが都会の空調や道路の舗装や自動車の排気だとすると、便利な生活をあきらめなきゃいけない。それって人間が文化を変えることが出来るかという問題だし。

京都大学の鎌田教授の説明によると、今は氷河期に向かう直前の一時的な温暖化なんだそうな。

じゃあ氷河期が来たら「ガンガン石油を燃やそう!」という話になるんだろうか?

この猛暑の直接的な原因は、チベット高気圧が張り出してきた二重の高気圧が原因らしいのですが、それが人間にどうにか出来るのかって思うんですよね。

上空1キロメートル近いところにある高気圧を、どうすんの?

例えばユーラシア大陸で何か人間が悪さしていたとして、それでチベット高気圧が張り出した原因だったと「仮に」そう考えてみましょう。

ユーラシア大陸の人に、何が出来ます?違う国の人に何かをやめさせること、出来ます?

夕食前のつまみ食いですら自分を止められないのにさ。遠く離れた人を止められるわけがないです。

議論の中に「森林破壊が二酸化炭素を増やしている」という意見もあったけど、それじゃあ太陽光発電パネルが木を切り倒して設置されているのは自然破壊って事でいいね?

空気があるから地球は暖かく生命が誕生したわけで、大気が無くては生きていけない。温室効果ガスは二酸化炭素と水蒸気なんだとか。じゃあ少し水蒸気を減らそうなんて人間には出来ないし。雲だもん。二酸化炭素なんて海と森から出てるんだもん。

平安時代には気温が40度を超えていたという研究結果があるらしい。木の年輪を調査するとわかるんだとか。

それじゃあ異常気象なんて、異常じゃなくて通常じゃん。人間が知らないだけじゃん。

結局、自然には逆らえないということなんじゃないの?