ハウステンボスへGO!(四国九州R-1第20番)

到着しました!ハウステンボスに。いやあ、懐かしい…といっても、ほとんど覚えていない…前に来た時は、JR九州のハウステンボス号に乗ってきたことしか覚えていないなあ。

駐車場にHYMERくんを停めて、ファミマにチケットの発券に。今夜開催される花火の指定席券を手に入れにいったのです。

なんともおしゃれな外観じゃあないですか。どうしてこのテーマパークが経営破綻しちゃうんでしょうね。これだけしっかりと作っておきながら、不思議です。

お庭も綺麗に手入れされていて、別荘として販売されている区画もあります。これだけの施設なのになあ。

「それはさあ、都会の近くに無いからだよ」

「え?なんで?」

「テーマパークというのは、実は郊外ではなくて、都市に近くないと経営は成り立たないんだよ」

「ええっ?そうなの?」

遊園地というのは、リピーターがいないと経営は成り立ちません。そのためには、飽きさせないアトラクションへの投資はもちろん、気軽に立ち寄ることのできる場所が重要です。

そのため、東京ディズニーランドほどの強力なコンテンツがあっても、東京の近くに作るんですね。あれがもし、地方の山の中に作られたら、あれほどまでに入場者が集まることはなかったでしょう。大阪のUSJも同じです。

「さあ、チケットも買ったし、中に入ろう!」

「レッツゴー!」

「古っ!」

「でも、良いよねえ。こんなところで余生を送ることができたら…」

まったくそのとおり。テーマパークの中に住むことができるなんて夢のようです。自宅の庭が遊園地ですものね。都会に集まってしまわないで、日本もこういう街づくりが出来ないのかな。

入り口すぐにはテディベアの展示が。これは10年前にも見たことがある気がするなあ。

「本当に完成度が高いから、外国にいるみたいだね」

この風車や跳ね橋なんて、偽物と言われたらそれまでですが、ここまで真剣に作り込めば雰囲気出ますよねえ。

けれど、もう少し進んでいくと、そのオランダ村の統一感は少しづつ変わっていることがわかりました。

「あれ?恐竜?」

こんなの以前には無かったなあ。

ところが、このアドベンチャーゾーンが子どもたちに大人気でした。どのアトラクションもたいへんな行列が出来ていて、1時間待ちのものばかり。

いやあ、これだったら大人も楽しめるんじゃないかな。

あまり時間を待つのも大変だったので、待ち時間なしで入れる立体迷路を選びました。これもなんだか、子どもだましなものかなと思っていたら…

「ひええ〜もう出してくれえ〜」

立体迷路というだけあって、階段が多くて足腰にくるー

なんとか脱出して、ご褒美のポテりこ。(話の流れに関係ないな)

「ん?あれなんだ?乗馬できるアトラクション?」

「大阪杯って書いてあるけど、まるで競馬みたいじゃないの」

なんと、ハウステンボスの中にJRAの場外馬券売り場「ウインズ」が併設されているのでした。これはビックリ!前にはこんなの無かったなあ。

すごいもの誘致したなあ〜

ずいぶんと前に読んだ新聞記事で、長崎ハウステンボスの経営がうまくいってないという批判の中で、「オランダでうどんが食べられるようではテーマ性が崩れる」という意見を読んだ気がします。

これだけ、完成度の高いオランダ村というテーマパークなのに、うどん屋さんがあるというのはいかがなものか…という記事だったような。

そのあと旅行会社のHISに運営が代わり、JRAが誘致されていて、恐竜もいて。それでも、お客さんが増えているんだから、その「テーマ性」というのが崩れたって復活しているように思う。

じゃあ不振の原因はいったい、何だったんだろう?

(つづく)