旧野崎家住宅(国指定重要文化財)だって。意外と良かった!

岡山といえば桃太郎が有名ですけど、ここ鷲羽山の北側にある児島は、国産ジーンズ発祥の地として有名なんだそうで、ジーンズストリートというデニム店が立ち並ぶ通りがあるらしいとな。

そういえば一年前の今ごろ、電車に乗って四国高松へいく途中に、JRの駅で見た児島駅のことを思い出しました。

看板に偽り無し。


いつものようにgoogleマップで調べたところ、鷲羽山からほんの10分程度で、駐車場も大型用があるみたいだから、それ行ってみようということになりました。

ところが行ってみるとこの駐車場、なんと野崎家旧宅の駐車場で、ジーンズストリート専用駐車場は道を挟んで反対側の一角だけ。

なんとまぎらわしい…。


仕方ないので、とりあえず野崎家旧宅ってのを観光していくか、と軽い気持ちで寄り道することに。

ところが、これが本当に行って良かったです。

「すいません、キャンピングカーで来たのでバスの駐車場に停めさせてもらったんですけど、4:30に閉まると書いてあったのですが、今からでも大丈夫でしょうか?」

「それから、そのあと少しジーンズストリートも散策しようかと思ってるんですけど…」

「ああ、大丈夫ですよ、5時ぐらいまでなら」

「ありがとうございまーす」

というわけで、入場料を払って野崎家旧宅へ。

これ。行って良かったです。ちょっと油断してましたねえ。

駐車場を借りるんだから入場料を払って、少し見学したらジーンズストリートへ行こーなんてナメたことを考えてました。いやいや、どうして。野崎家旧宅、重要文化財だけあってなかなかの観光スポットです。


香川県高松市でも塩を作っていた話を聞いたことがあるし、赤穂の塩も有名ですよね。そしてここ岡山藩でも塩田が広がっていたんですねえ。瀬戸内海は食塩の一大生産地だったんですねえ。

その製塩業で財をなした野崎家が建てた家ということで、とんでもない豪邸でした。


表玄関から庭をぐるっと時計回りに廻って行きます。


なかなか期待させる玄関です。

「いやあ、こんなところに住んでみたいな」

「いやあ、まったくそうは思わないわ」

いつも通り、意見はまったく合いません。


広間の奥には雛飾りが。


うん。まあ…ちょっと怖いか。夜は1人でいたくないかも。


さらに奥まで廻って中座敷にもお雛様飾りが。3月ということもあって、雛飾り特集をしていたみたい。雛段もこれぐらいなだらかな感じが落ち着いていて良いですねえ。


この蔵の中は展示室になっていました。塩田開発の歴史について説明がありましたが、そういうのは飛ばしていきます。塩で儲かったのねってことが分かればそれで。


歴史を感じる所でした。