その時、歴史は動いた…下呂温泉。さあ、隊を合流して戻るぞ!

このお話は、いまやキャンピングカーブームを巻き起こしている車中泊家の歴史を紐解く歴史秘話である。歴史といってもつい数週間前の話であるが…詳しくはこちら(その時、歴史は動いた…下呂温泉。日帰り入浴に最適な外湯は…?)を参照されたい。


めでたく分隊も風呂にありつけた車中泊家一行。川向こうの大型駐車場ものびのびと停められて何ら問題はなかった。

「幸乃湯とやら、なかなか良い風呂であったぞ。さあ、風呂も入ったしすっかり疲れもとれた。皆の家族も待っておろう。いざ戻らん!」

こうして分隊はまた走り出し、山形屋旅館へと向かったのである。

下呂温泉の駅側にも山の上の方にまで宿泊施設が立ち並び、大規模な温泉街を形成していることが推し量られる。なんとも歴史ある湯治場であり、今も成長し続けていることがうかがえる。




「これほどの湯屋が立ち並ぶとは、およそ温泉街といえども他に見られぬの」

川の向こう側には歴史ある温泉街が見える。


「もう、10年以上は昔になるが、たしかこの河原には無料の露天風呂があったように思うが…」

その名残は偶然にも写真に収められていました。


昔ならここで温泉に入れたのですが、今は使われていないようです。悪い人がたくさんいたのかな…あ!間違った!いつもの文体に戻っちゃった!もとい!

「さあ、この橋を渡れば旧市街地じゃ。戻るぞ!」


温泉地といえばお年寄りが多かったのはその昔。今は若者が街を歩いている避暑地ともなっているようだ。あたりのお土産さんにはやたらと若者が多い。中には外国人観光客も列をなしていた。

「殿ーっつ!」

「お待ちしておりましたーっ!」


めでたく本隊と合流した我々は感動の再会を果たし、そのまま下呂温泉合掌村へと進むのであった。


しかし、にわかにポツポツと雨がぱらつき始め、このままでは滑り台も合掌造りもあったものではないとざわざわしてきたので、ふと見ると腹もいっぱいで風呂にも入ってもはや眠いぞと姫が申すので、合掌村攻略は断念せざるを得なかったのである。

「うーむ。残念じゃ」

「また、白川郷で本物を見ることができますよ」

「そうじゃな。ここはカエルのたたりということにしておこう」


なんでカエル?