郭公だんごin厳美渓〜192時間耐久東日本縦断ラリー(第17夜)

さあ、この東日本縦断ラリー企画旅の最大のイベントとも言うべき目的地へとやって参りました。厳美渓で空飛ぶ団子を食べるのでございます。

あれは、旅の行き先が東北だとわかった時の会話から。

「東北でどこか行きたいところあるの?」

「うん、実は…岩手に行く前に寄りたいところがあるんだ」

「どこなの?」

「平泉の金色堂と厳美渓の空飛ぶ団子なんだけどさ」

「空飛ぶ団子??」

まあ、予想通りですが金色堂よりも団子に食いついてきたな。やっぱりな。

さあ、厳美渓に到着しました。川を渡って向こう岸にある駐車場に停めて歩いていきます。

川へと降りておく道は天然の岩の堤防のようになっています。看板を見てすぐに河原へと降りていきます。

この岩場の向こうに渓谷があって数メートル下を川が流れているのです。

見事な絶景ですなあ。流れてくる雪解け水が長い時間をかけてこの岩肌を切り裂いてきたのでしょう。日本の美しい風景です。

しかし、ここへ来たのは絶景の眺めを楽しみに来たわけではありません。空飛ぶ団子を見なくては!

まず、こちらがカゴにお金を入れて、板をハンマーで叩きます。するとするするとカゴが引っ張られて対岸のお店の方へ。

しばらくすると団子が入ってカゴが戻ってくるという仕組みなのです。

さきほどご飯を食べたばかりなのに、団子は美味しく頂きました。

駐車場は川を渡って左側にある大きな駐車場です。GW中だったけど、HYMERくんを停めさせてくれました。キャンカーOKでした。

それから川沿いを下って吊り橋を渡ってみるなどしましたが、ひたすら続く絶景にポカンとするばかり。天気が良くって綺麗でしたが、嵐で大量の雨が降って川が大洪水になるほど激しくなる時もあるのでしょうね。

砕かれた岩が浅瀬の石川原になっているのを見て、自然の恐さも感じます。大歩危小歩危に行った時もこんな感じだったな。かずら橋を渡った時の記憶。

厳しい自然の中に美しい景色が宿る、

その名も「厳美渓」とは良く言ったものです。