なんだか、ずっと遊んでばかりのように記録しているといけませんので、ここは勉強してるよというところも説明しておかねば。ははは!
日本を出る前に綿密な打ち合わせをして、英語学習の予定を決めて来ました。毎日の勉強がだいたい4時間ぐらい、アクティビティでも日本語は使わない、というよりも現地で会った人たちはみんな日本語が話せないので、いやがおうにも英語になっちゃうわけですが。
午前中は英会話のレッスン、午後からショッピングなどいろんな予定を立てていて、例えばジンベイザメツアーの日は、車で移動中に英会話のレッスンをするっていうプランでした。
なので先生にもついて来てもらったわけですが…先生なんと車酔いで途中から具合が悪くなってもはや勉強どころじゃなかったんですけどね。なかなか計画通りにはいかないもので。
道路事情がもう少し悪いのかなと思っていたけれど、意外にきれいに舗装されていてさらには道路の拡幅工事もいたるところでされていました。
市街地はジプニーという小さな乗合バスがたくさん走っていましたが、少し田舎の方に来るとバイクにサイドカーを取り付けたような乗り物が、タクシーのように走っていました。
ここは、その待合所みたいになっているところです。途中に朝ごはんを買うのに立ち寄ったマクドナルドの前でした。日本でいう小型のバイクに屋根付きのサイドカーを取り付けて走っているみたいです。
この乗り物が誰かお客さんを乗せているとそんなにスピードが出ないので、どうしてもノロノロ運転になってしまうんですね。右側通行の道路の右端を走ってはいるのですが、対向車もいるので乗用車でなかなか追い越せない。
それが渋滞のもとになってしまうのです。それで、道路の拡張工事がいたるところで行われていました。
学校にいくのもこれに乗っている人がいるぐらいなので、地元の足として大事な交通機関なのでしょう。
日本の援助で鉄道を作るという計画もあるそうですが、2018年完成予定だって。いやもう2018年だけど?って聞き返すと、あははと呆れた顔で
“I don’t know.”
大きく手を広げて笑っていました。なんとおおらかな。
“日本ではそんなこと無いわね、橋をかけたり道路を作ってもそれはもう保守ということで何度も何度もチェックしますよねえチェック、チェック、チェック…”
と説明していました。
実は、彼女は数年前から日本に住んでいて、日本のこともよく知っているのです。こちらに旅行に来る前に、プランを練ったのも日本でした。もちろん彼女は日本語は話せません。実はそこから英語の旅は始まっていたのです。たびの予定はもうほとんどこの大先生が立ててくれんたんですけどね。
最初に提案があったスケジュールはもう毎日毎晩食事に連れて行ってくれるようなとても忙しい予定になっていて、お願いだから現地に到着した夜は、ホテルで寝かせてくれとお願いしたぐらいです。
大先生、とんでもエネルギッシュなんです。英語でもよく話しかけてくれる。それが勉強のコツなのかもしれません。日本で英会話スクールを開いているぐらいなので賑やかなのが好きなんでしょうね。とても明るくて元気な大先生です。
“日本にはいつ帰っちゃうの?”
そういえば、この旅行でガイド役をしてくれた現地の女性が英語でたずねてきた時のこと。それはまだこちらに着いたばかりの車の中でのこと。とっさに答えられずに、まだ脳内は日本語脳でしたので、すぐに英文が浮かんできません。
「えーっと…」
「いつ帰るのかって聞いてるのよたぶん」
今回の旅は少しややこしくて、みんなバラバラに帰ります。土曜日に仕事のある一人が先に帰って、その後日曜日に残りの二人が帰国するのでした。それを日付と曜日といっしょに脳内変換。もはや中学生レベルの英作文ですが、すっと浮かんで来ません。
すると。
“一人は金曜日に日本に帰るの。そして私たちは日曜日に帰るんだよ”
とこどもが先頭に立って英語で伝えました。もうびっくり!
いまでは最も英語に慣れ親しんでいるのが最年少のこどもだってことです。すごい世の中ですねえ。
そりゃ英検3級も合格しちゃうなあ…
やっぱり、言葉って毎日使っていると覚えちゃうんですね。こどもが字が読めなくても日本語で会話できちゃうのもそういうことなんですね。不思議〜
うーん、これは大人も負けていられないなあ…