金印〜漢委奴国王印(四国九州R-1第23番)

江戸時代のことですが、志賀島というところで金印がみつかった、というのを子どもの頃に教科書で読んだ気がします。中国本土に栄えていた漢の時代に、日本の国に与えられた金印だというお話で有名ですね。

「これは、行ってみないといけないなあ」

「いやいや。試験に出るどうでしょうじゃないんだから」

「金印、見てみたいよね?」

昨日、長崎ハウステンボス近くで温泉に入ったあと、渋滞にはまったく巻き込まれずに、福岡の基山パーキングエリアまで戻ってきていました。

「別に…」

どうも話が合いません。

しかし、そんなことは関係なく、HYMERくんは志賀島へとひた走りました。

「それはもう、実際にこの目で確かめてみないとね」

「いやいや、もうそれ、フィールドワークとかじゃん!」

思ったよりもぐるりと回り込んで、沖の方にある島まで向かったわけです。埋立地をいくつか経由して陸繋島をどんどん進んでいくと、志賀島へ。

まるで、フランスのモン・サン=ミシェルのような…と言うのは言い過ぎかな

島の西側に、金印が見つかったといわれている場所の近くに、公園が整備されていました。

大型車も停車できるように大きな駐車場も1台分だけ用意されていました。これはありがたいですねえ。バスで来る人が多い観光スポットは大型車用の停車スペースが整備されていて助かります。

公園といっても、それほど大きな施設では無く、ただトイレがあってここから階段を上っていくと、記念碑があるというだけなのですが、

けれども、ここがその金印の見つかったところなのかと思うと、とても興味深いですね。ここに昔の国があったのか、その中心地だったのか、それとも会場荷物に押印するため金印を乗せた船がここにあったのか。いろいろな歴史ロマンが感じられます。

「感じねえよ」

あら。一人だけなにやらそういう史実に興味のない方がおられるようで。

公園の最上段まで登ると金印のモニュメントが。

そこで、レプリカではありますが金印を発見しました。

これはまた、変わった展示方法で。

空中に浮いているようです。