実は、日本を離れる直前、というより出国当日のことですが、運転免許センターまで行って「国外運転免許証」というのを発行してもらいに行ってました。
もし、ロンドンで車を運転することがあったら、という可能性を考えてのことでしたが、あのロンドンバスの強引な運転を見ていたら、とてもじゃないですが運転する気にはなりませんでした。
しかし、田舎道なら大丈夫だろうと考えたわけです。
その時は、コッツウォルズにでも行こうかなぐらいに考えていましたが、まさか、スコットランドになるとは…
ガトウィック空港を飛び立って1時間とちょっとでエディンバラ空港に到着です。
そこからレンタカーブースまで歩いて行って、予約してあったレンタカーを借りるわけですが、
レンタカーの受付の若い男の子は、国際運転免許証なんて見向きもしません。もう、日本の免許証を見せるように言います。それもそのはず、レンタカーの受付に免許証の発行日や有効期限を入力しないといけないのですが、国際運転免許証ではそれがわからないのです。
むしろ、日本人がレンタカーを借りることが多いのか、日本の免許証の日本語部分を見ながら器用にシステム入力しています。
有効期限が36になっているが、これは何年のことか?と聞かれたので、2024年のことだと。平成表記がまだ残っているので、わかりにくいですね。もう、免許証もマイナンバーカードと一体化する未来が待っているのかもしれませんが、国内では電子データでピッと取り出せるようになっても、海外ではどうなのかな、すぐには使えないかもですね。
ハイブリッドの良い車を借りて、さあ、目的地へと向かいます。
目的地はゴルフの聖地、セントアンドルーズです。
もう、エディンバラからセントアンドルーズまでの道のりはこれも約1時間ほどですが、ずっと北海道のような景色の連続です。
速度制限があってスピード違反には厳しく取り締まっていると聞いていたので、あまりスピードは出さずにいましたが、いやいや、制限速度の設定そのものがけっこう早い!
高速道路で時速80マイルとか書かれていると、それって日本で言うところの時速130キロですから。そんなの走れませんよ。ぜったいスピード違反にはならないなという速度で走ることに。後ろの人が迷惑そうに追い越していきます。
その上、信号がほとんどありません。交差点はラウンドアバウトといって、いわゆるロータリー交差点になっているのです。
新しい車だったので、ナビゲーションがかなり精度の高い良い車でした。もちろん音声はすべて英語なんですが、このロータリー交差点をどこで脱出するかまで正確に教えてくれます。
例えば、この上の写真の交差点では左から走ってきてロータリーに入る時に、3番目の出口で出るようにアナウンスしてくれます。つまり、ぐるぐる回って何番目の出口かを数えながら走っていくわけです。
帰る頃には慣れましたけど…始めはドキドキでしたね。
そうして、ようやく目的地に到着しました。