運転席ドアとその電動ステップは、クジラの足と同じ運命を辿るのか?

みなさんご存知のようにHYMERくんは外国メーカーの車です。ドイツ車なので本当なら左ハンドルのはずで、運転席も左側のはずでした。

それで、運転席への出入り口は左側にあるんです。

ところが、国内販売用では日本仕様の右ハンドルに変更されているので、この出入り口を使う頻度がものすごく低くなります。特に室内で靴をぬぐ習慣がありますから、助手席に座った人でも脱いだ靴は右側のドア近くに置いてあることが多いので、玄関は一ヶ所に限定されがちです。

まあでも、実はそれほど不便さは感じません。実際に乗るまでは大丈夫かなあと思っていましたが、4ヶ月10,000kmほど乗ってみて運転席から外に出たいと思うことは意外なほどありませんでした。その理由は、室内の広さだと思います。

もし、普通の乗用車で運転席から後部座席に移動して、後部ドアから外に出ると考えるとトンデモなく面倒くさいのですよね?

でも、運転席を立ちサッと後ろに振り返り、腰をかがめることなくまっすぐ歩いて2-3歩で外に出られるので、正直何の不便も感じません。例えていうとバス停で路線バスを降りるようなものです。

この乗り降りに慣れてくると、普段乗っている車がバンタイプなので、その乗り降りの方がむしろやりにくいように感じ始めます。狭い運転席で座ったまま靴を履くのも面倒なら、座ったまま回転して高い位置から地面に降りる方が難しいんじゃないかと思うようになりました。

ちなみに、地面からの高さは、ステップで解決されています。

ドアを開けると、電動でステップが出てくる仕組みになっています。

HYMERくんをまだ買う前に動いているところを動画で撮ったものがあるので載せておきます。

そう考えると、HYMERくんは日本にやってくることで進化して、運転席ドアとステップは使われなくなってるんだなあ。

クジラの後ろ足みたいね。

ちなみに、車体右側の出入り口のステップは、ドアと連動はしていませんが、スイッチひとつで電動でせり出します。

この階段マークのスイッチを押すと、

出てきます。

このまま走っちゃうと危ないので、エンジンをかけるとブザーが鳴って、ステップが出ていることを教えてくれる安全装置まで付いてます。そして、運転席に座ったままステップを戻すボタンも運転席に付いてます。

ほんっと、よく考えてありますね~。