ねえ、ドライブインって何?〜秋を満喫ぶら〜り京丹波の旅(最終夜)

「今日は何処で寝るのかな?」

「そうね、この公園みたいなところで遊具があるところがいいんじゃない?」

「なんていう公園?」

「丹波自然運動公園だって。宿泊施設もあるみたいだから、駐車場も開いているんじゃない?」

「それ以外の良さそうなところはないの?」

「道の駅だったらあるけど…公園とは反対方向でもうちょっと先の方だわ」

「OK、じゃあまずその運動公園に行ってみよう」

公園にはものの10-20分ぐらいで到着しました。ところが、公園は夜になると門は閉まりそうな雰囲気で、宿泊施設へと向かう道は乗用車しかは入れないぐらい幅の狭い通用口でした。これは無理だと判断して、もう一度地図を見直すことに。

「ねえ、ドライブインじゃだめなの?」

「ドライブイン?そんなのあるの?」

「うん。さっきここに来る前に曲がった交差点のところにあったの」

「へえ〜たぶんいけると思う。行ってみよう」

そして到着したのが、丹波の里やまがた屋さんです。



まあ、なんとカラフルな看板なんでしょう。煌々と光り輝いています。

やまがた屋さんは、まだ京都縦貫道ができる前に一般道のお店として発展されたんだそうで、そういう先代の若い頃の載っている新聞の切り抜きが、店内に展示されていました。高速道路が出来てドライバーの利用が減る中、地元に愛される店づくりを目指して頑張っているとか。なるほど〜それでミスドやパン屋のスペースも店の一部で出店されたんですね。

それにしても、ドライブインという呼び名は何故か使われなくなりましたね。田舎の方へ行くとまだ建物の看板に書いてあるんですが、店は閉まっていることがほとんど。こうやって元気にドライブイン経営を頑張ってらっしゃるは頼もしいことですね。

車の旅でまだ高速道路が少なかったころ、一般道で帰省した子どもの頃のかすかな記憶があります。寝ていたのでほとんど覚えていないけど、渋滞もあって運転は大変だったろうなあと想像してしまいます。

それが、今や日本中のほとんどが高速道路でつながって、便利になりました。次のガソリンスタンドまで距離がある時には表示まで出て地図のGSマークを探すこともなく、その地図ももうiPhoneがあれば常に最新の情報がタダで見られるんです。

自動運転や電気自動車など今は夢の世界のように思えても、携帯電話やスマホのようにあっという間に世の中に普及しちゃうんでしょうね。10年前にスマホが無かったように、20年前に携帯電話が高価過ぎたように。10年後にどんなことが起きているのか、楽しみです。

では、恒例の駐車場事情です。


特に説明するまでもなく、バスって書いてありましたね。

「なんだかドライブインってお土産やさん?」

「そうね。ご当地だけでなく日本中のお土産が売ってたね」

「ははは…ミスドもあんじゃん」

「アイスも食べよ!」

フードコートもあったのでお腹いっぱい食べました。ご飯を食べてウトウトしそうだったので、この日はもうこのまま家路につくことにしました。突然始まったプチどうでしょうはこれにて終了。

やっぱり無計画な旅って最高です。