そこは、とある河川敷公園のバーベキュー広場。ここには多くの人が集まってBBQ大会を開いていることが多いのだあ。そうだあ。もう酔っ払っているのだあ。
このBBQ大会は行きつけの飲食店のご主人が毎年企画する集まりでございまして、今まで二回ほど参加したことがありました。先月も誘われていたのですが、残念ながらハワイ旅行中…。いやあ今年は参加できなかったなあ残念だなあと思って帰国したら、今月もやりますよという話になって、今年は2回目の開催らしい。
それ、行くしかないっしょ。
このBBQ企画、毎年少しづつ豪華になっていって、だんだんと食材の質が上がっていってます。なにしろ参加するのがお店の取引先ですから、肉屋、魚屋、酒屋、ワイン屋、米屋、菓子屋と勢揃いしますから、まあとにかく何でも全部揃うわけです。
私たちはキャンプ道具を持ってくるだけなので、道具なんて使って減るもんじゃないし、手間がかからずまあ有り難い限り。いつもみたいにキッチンとテーブルなどセッティングしたら、あとはぜーんぶやってくれるわけです。
しかもこのご主人、前の日は店を早々と閉めてしまい徹夜で仕込み。もうBBQというよりもパーティ会場のような雰囲気になっていきます。ただ場所がアウトドアというだけの違い。
では食材をご紹介していきましょう
肉は長い期間ゆっくりストレスフリーで育てた雌牛で、赤身でも柔らかいんだそうです。もう二十歳を超えたぐらいからすでに脂身の多い肉は胃がもたれてしまう私にとって、赤身のお肉が一番なんですよね。
いやあーこれ最高でした。もちろんこれは表面だけ焼いてホイルで包んでローストビーフにします。この量でとりあえず仕込みの半分。ブロックで仕入れてきているらしい…。写真の後方に見えるあの発泡スチロールの箱が食材なんですが、それだけで5-6箱はありまして、さらには豚汁が寸胴2杯分すでに温めるだけの状態で用意されています。
飲み物はもちろん、生ビール。もちろんビールサーバーが用意されています。
氷で冷やして泡の調整なんだそうな。もう子どもたちが興味津々。
「これ、秋祭りのテキ屋目指してんだよね?」と、誰しも突っ込んでしまう本気のBBQです。こういうのは飲食店経営の人がやるとすごいですよねえ。休みの日まで仕事と同じようなことするなんて、これもまた本当に、人をもてなすことがお好きなんですねえ。
ゴハンものは、出汁で炊いた新米にズワイガニの身を入れてカニ飯に。もちろん土鍋で。
写真の奥に、本ワサビをすりおろしているのが見えますが、これは焼肉をいただくときにワサビをつけて食べる用に使いました。これまた本格的でしょー?
手前が、昨夜から仕込んできた豚汁。これが寒い季節には欠かせません。
これ以外にも、肉は馬刺し、魚はシャケの切り身や秋刀魚の塩焼きなど盛りだくさん。
そして、最後のデザートは…
さて、楽しかった1日もやがて終わりがやって来るわけでございまして。
このBBQ、まだまだ伸び代はありそうです。皆で話していてアイデアはいろいろ出てました。綿菓子機を置こうとか、着ぐるみを着て練り歩くとか、鉄板焼きやたこ焼きなど道具屋さんで買ってこようとか、いろんなアイデアが出てました。
このBBQをどこまでグラマラスにしていけるかが、来年以降のテーマです。