萩の城下町へ。明治維新って本当にあったんだなぁって思う

えーっと、そのぉ…歴史ヲタクでもありませんし、明治維新に何やら青春活劇を思い浮かべているわけでも、なーんでもないんですけれどもね〜。

近代的な日々の生活を便利に過ごしていると、歴史の教科書に載っているようなことが本当にあったんだろうかと、不思議な気持ちになってしまうことがあります。

それだけ今の私たちが平和ボケしてるってことなんでしょうけれど、刀を腰にぶら下げて斬るとか、暗殺とかあまりにも今と違い過ぎて、それ本当?っていう気持ちになっちゃう。

明治維新の舞台である萩でも、そんな不思議な感覚になりました。


萩の城下町がそのまま保存されているのですが、そこには今の住民の暮らしも続いているわけです。


この街並みは、日本の道100選に選ばれているらしいのですが、このあたりをあの高杉晋作が歩いていたなんてことが、そもそも不思議でしょう?


さて、萩の城下町は世界遺産にも登録されて、この街並みを保存しているわけですが、ここに住む人たちが、みんながみんなこの暮らしを喜んでいるのかな?とそんな気持ちにもなりました。


観光客が家のまわりをゾロゾロ歩いて、そりゃ観覧料を払ってくれるところは良いけれど、普通に住んでいるだけの人たちはどう思っているんだろうな…と。

近所の人たちが日常会話をしているのを見かけて、ちょっと不安に思いました。

便利な暮らしがしたくても、この木造家屋を残さなければならず、RC造りの丈夫な建物に住みたくても、風通しの良い家屋に住むしかないわけです。

引っ越すこともできず、補助金があったとしても自己負担がゼロというわけでもなく(想像ですけど)どうなんだろうなぁ〜と。

傷んで崩れかけている壁を見ながら、それが古い町並みの保存なんだと言われたら…なんとなく少し心配になりました。