名立谷浜サービスエリア〜192時間耐久 東日本縦断ラリー(第7夜)

世の中というものはですねえ、人間の慣れというもので出来ていると思うんですよね。人が慣れてしまえばそれは「習慣」となり、それが多くの人に拡がれば「常識」となってしまう訳です。

例えばですが、このスマホ。iPhoneが発売される時には誰もが「日本にはiモードがあるから絶対に普及しないわ」と評論家の誰もが言ってました。

また、アプリにいたっては、更新されてバグが解消されていくという考え方も「バグのある未完成なアプリを配信するなんて誰が使うんだア?」って大ブーイングをよく耳にしました。バージョンアップすると動かなくなる不安もありました。

特にWindows派の人に多い脊髄反射的な反応だった気がします。あるいは昔にAppleに裏切られた人たちかな。(その話は長くなるからまた別の機会に)

それが一気に逆転するわけです。

とにかく、JOBSが戻って来てからのAppleは凄かったです。こんなに1人の人間が世界を変えられるのかと呆れるぐらいに凄かった。


ちょっと話がそれますが。

今じゃ、アプリが少しぐらいバグで止まったりしても、あーまた来週ぐらいには更新されてなおるでしょ〜みたいな慣れが生まれてますよね?

これ、実はすごい事です。

世界中の人々が一斉に、まあ来週ぐらいにはなおるでしょ〜って思うんですよ?

もの凄い信頼関係が生まれているわけです。そしてそのバグを修正しなければ評価の星が減ってコメントも辛辣なものが増えて、信頼関係が破綻して自然と退場させられるという不文律があるから、その信頼関係が成立している。

まるで自然界の掟のようではないですか!

これを昔の言い方で「衆人環視」と呼びますが、最新の表現を使うと「ブロックチェーン」と呼ぶわけです。またこの考え方が世の中を大きく変えるでしょう。そのお話もまた次の機会に。

今夜のお宿は名立谷浜サービスエリアにいたしました。なだちたにはま、と読みます。

到着したのが夜なのでまったくわからなかったのですが、地図では海の近くのようだったので、明日の朝には海の見える景色が拡がってるだろうと期待して。

久しぶりのキャンカー旅なものだから、車中泊は大丈夫かなぁ身体がついてこないんじゃないかと心配していたけれど、これも慣れたもので昨夜の前泊で勘を取り戻していました。

車中泊も慣れてしまえばもう日常なものですから、サービスエリアに着いたらささっとカーテン閉めて寝る準備も早々に。布団を敷くようなものですね、慣れたものです。

これが、どんどん増えてくれば…というか最近のサービスエリアはもの凄い台数が車中泊しているので、広く普及してきている文化のようで、これが常識になってくるとそりゃキャンカーも売れるわなあと思うのです。

やっと話が本線と繋がりましたね〜伏線の回収が済んだところで夜が明けます。

おお、海だな。

海が見えました。

天気が良い日が続きそうで写真が綺麗に撮れるので有難や〜