さあ、食べましょう!では最後の目的地。北京ダックの大董!

「もう歩くのいいから、美味しいもの食べさせてくれ〜」それは一緒に行くよう道づれにした友人の声です。そりゃもう歩くのは充分ですね。一日中暑かったし。汗をかいたのでいったんホテルに戻った私たちは、シャワーを浴びて服を着替えて、少し休憩。

今から一緒に食事に行く友人はなんと妊娠4ヶ月ですから、もう体調には気を付けてもらってと少し休憩時間をとりました。

そこで晩御飯のお話。実は北京に着いた日に北京ダックのお店を教えてもらっていたのですが、翌日には早朝から万里の長城へ出掛けるということで、その日は早く寝ようということになり、ホテル内のレストランで食べました。

ですので、今日はようやくこの旅お目当の北京ダック専門店です。

さあ、タクシーだ!とばかりに意気揚々とホテルを出たものの、一台も来ません。待てどもぜんぜん来ません。

仕方ないのでまた歩くことに…。途中地下鉄に乗って行くものの、駅構内への階段は歩くしかありません。エスカレーターなんて気の利いたものはありません。

「ふくらはぎが筋肉痛で歩くの痛いよ〜」

「うるさいよ〜とっとと歩け〜!」

券売機で切符を買い、ホームへと降りるとなんとニュートラムのような自動ドアで区切られていました。

この感じ、日本と同じですね。
駅の行き先も車内に案内が出ています。わかりやすくて良いです。山手線や大江戸線のようにぐるっと一周しているみたいでした。

5年前には開通してなかったと思うんだけどなあ〜こんなに便利になって。

そして団結湖という駅で降りてすぐのところに、ダートンという北京ダック専門店があります。まだ日は高く明るい街並み。このお店はここが本店なんだそうです。北京ダック専門店の中では比較的新しいお店なのですが、創作料理がたくさんあっていろんな料理が楽しめる新興勢力なんだとか。ここ数年で店舗数も増えているそうで。

身長190センチはある大きな薫さんという人が始めたお店なので、大薫(ダートン)です。

パッと見るに可哀想な見た目ですけどね…これが美味しいんだから仕方ないよね…

中にいろいろな具を入れて、皮で巻いて食べます。この味噌ダレをたっぷりつけて食べると美味しい!

こんな感じに切り分けてくれるんです。だったら最初からこの状態で持ってきてくれても良いのでしょうが、そこはやっぱり目の前で切り揃えるところを見せるというのがイベントなのでしょう。日本で言うとマグロの解体ショーみたいなもんですね。

最初は、この皮だけを砂糖につけて食べるんだそうで、口の中で溶けていく食感を味わえます。
うん!美味い!

エビチリマヨネーズ、野菜サラダ、トリュフ風味のタケノコ、あと…最後の野菜はなんだったけ?ま、青物のちょい炒めものですね。

いやあ、どれも美味しい!

これは少し行列を待たなきゃいけない人気店のはずです。

北京ウォーカーの旅はこれにて終了!もう歩かないからね!絶対歩かないぞ!絶対に!

帰りはもう夜になっていました。

美味しかった!はおちーら!