マウイ島に到着…アレ?なんだか寒いぞ?/一致団結!◯◯◯カーでマウイ島一周(第4夜)

飛行機はホノルル空港に到着。離陸した時も思ったけれど、機長が上手いのか機材が良くなったのか、着陸時のショックがかなり軽減されたように思います。すんごくスムーズ。

マウイ島へ乗り継ぐ前に、まずはいったん入国審査へ。

「いつもと違ってJAL便は降りてすぐに入国審査だから楽だね」

「あ、そう言えばそうだった。今までDELTAだったからバスに乗ってターミナルを移動したっけ。もう忘れてたわ」

ハワイの税関はまったく仕事する気が無いように見えますね。みんなさっさと行けーみたいに追い払われます。あれって、自分から見せようとする人に冷たく追い払い、慣れた感じで素通りしようとしたら開けなさいと言われるみたい。

特に日本人はパッケージツアーが多いので団体行動が遅れないように気をつかってるのかな。過去の経験上は、個人出口に近い方(むかって右側奥)は厳しく、団体出口に近い方(向かって左側端)はユルい感じがします。

「税関を出たところにJALの乗り継ぎ荷物の受付カウンターがあるって言ってたよね?あ、あったあった」

団体出口を左手にみた正面にありました。税関を出て真正面でした。やっぱり団体旅行者の方向けのサービスがいろいろ便利になってるんですね。そりゃJALの運賃が高くなるはずだわ。

「で、ハワイアン航空はどこ?」

ハワイアン航空への乗り継ぎは、団体出口側から出て右に曲がり道路手前にあるエスカレーターで二階に上がって、グルっと回ってさらに別棟の建物へと歩いていきます。

国内乗り継ぎという看板はありましたがわかりにくかったので、地図にしておきました。

乗り継ぎはUS国内線ですが、空港は同じ場所なのでお隣どうし。ですが、さっきまでと比べて一気に日本人の姿が見えません。アジア系の人は数人。ほとんどアメリカ人のようでした。搭乗口の待合室はどんどん外国の雰囲気に。

さすがに疲れてきました…。飛行機は飛んでいる時間より飛行場内の地面を走っている時間の方が長いんじゃないかと思うぐらい。30分ほどでマウイ島カフルア空港に到着!

とりあえず、いつものように空港でレンタカーを借りるためにシャトルバスに乗ってレンタカー屋さんへと向かいます。シャトルバス乗り場はバゲージクレームからさらに進行方向に進んでいく一方通行で、ホノルルよりも分かりやすかったです。これは初めての人でもすぐにたどり着けますね。

このレンタカー受付がまた長い行列で1時間も待たされて…。どうやら予約してた内容よりも何かと有料アップグレードを勧めてくるみたいで、走ればいいから早くしろー!と言いたかった。

ようやくホテル到着。写真中央の赤い車がこの旅の相棒となりました。

ホテルはグランドワイレアにしました。プールが充実しているということだったので、ここにしました。海もいいですがやっぱり子どもづれにはプールが安心。浮き輪でぷかぷか浮いてるのをプールサイドから寝ながら見てるだけでいいんですもん。

まあ、部屋に着いて驚きました。とにかくデカい。広いホテルです。部屋から全景をパノラマで撮ってみましたが、これで南側半分です。おんなじだけ北側にもあります。


「ふうやっと着いたねー」

「なんか、疲れた~ちょっと緊張した~」

「なんだか、まだハワイっていう実感がないわ」

あまりテンションが上がってないのは、なんだか肌寒い…。灼熱地獄を期待していたんだけど、こりゃ日本とあまり変わらない?なんだか常夏の島って感じがしません。

今回は、もうハワイも4回目でオアフ島ばかりじゃちょっと飽きちゃっているから、別の島も行ってみようってマウイ島を目的地に入れたわけです。すると、マウイ島は爽やかな気候で暑すぎないのが人気なんだとか。

でも、初めての地だというのでやっぱり緊張もあるし、まあ、疲れてるのもあるんでしょ。ぐっすり眠れば盛り上がるでしょ。そこで、テンション上がらない一番の理由に気付きました。

「とりあえず、ゴハン食べに行こう…とにかくお腹が空いた…」

「そうだ!機内食の朝食から今日は何も食べてないんだった!」

ここのメインのレストランは面白い名前です。その意味などは、お店の人の話のネタのひとつですからここではネタばらししないでおきますね。

改装中だったので残念ながら和食レストラン用の建物で臨時営業でしたが、味はバッチリ!いやあ、ハワイのホテルで美味いと思うこと今までなかったけど、ここは良かった!

「ここ、かなり美味しくない?」

「うん。美味しい。食べたことのない味だけど、すごく変わってるけど美味しい。…ポリネシアン料理だって。ふうーん」

「これだったら、わざわざ日本から米を持ってこなくてもいけるねえ」

そうなんです。私たちの海外旅行は常に自炊。白米は必ず持っていきます。コンドミニアムのお部屋に泊まることが多く、来週からのオアフ島ではキッチン付きの部屋を予約しているぐらい。

「あの店員さんのオススメがほんっと当たってる!日本じゃオススメってだいたいが値段の高いもの勧められるけど、あの人は本当に自分の好きなものを言ってるんだわ」

「そうだね、この自分たちで選んだこの肉とロブスターのやつ、美味しいけど味は普通だもんね」

「もう、こっから先、全部あの人のいう通りに従おう!」

「うん、そうしよう」

疲れてたのか、すぐに酔っ払って部屋でバタンキュー。

「で、明日はどうするの?」

「明日、考えよ。おやすみ~」

そう言いながら、その次の日もダラダラと過ごしてまた海行ってプール行って泳いで、すっかりリゾート気分で脳内崩壊してリラックスしておりました。まるで、ジャングルリベンジ企画発表前のガウンを着た酔っ払いのように。

その時はまだ知る由もない、あの

天国と地獄のような旅

へ行くことになるとは…。