余部鉄橋(道の駅あまるべ)

山陰本線の余部橋梁ってご存知でしょうか?

もう、今は廃止されてしまったのですが、昔はこの鉄橋がとても高くて42メートルもある、それも明治時代に作られたというとても有名な鉄橋がありました。

その赤い鉄橋の姿は悲しい歴史も刻んでいます。

昭和61年のこと、回送電車が脱線転落事故を起こしてしまうのです。

横風が強く吹くと、どうしても鉄橋の上を走る列車が不安定になるのでした。そのような事故は余部では初めてのことです。

その後、国鉄からJR西日本に変わって、2010年には今のコンクリート製の橋に付け替えられたのでした。

けれど、その鉄橋の美しい姿は、今も道の駅あまるべのギャラリーで展示されています。

また、現地には当時の鉄橋の橋脚もモニュメントとして残されています。

転落事故では、この橋の下にあった民家と工場に被害をもたらし、死者もでたのだとか。それで、慰霊碑も建てられています。

とても美しい景観を誇る鉄橋も、安全でなければ維持できない…