ダンロップトーナメント〜フェニックスゴルフリゾートの旅(その4)

とうとうその日がやって来ました。この旅の目的であるフェニックスでのゴルフラウンド。昨夜のニンニクパワーを身にまとい、朝から熱い風呂にもう一度入って身体をほぐし、ストレッチ体操のようなことを普段はしないのに今日に限ってやってみたりと、時間に余裕があるのでいろいろなことを試しています。

そして、ホテルをチェックアウトして、荷物をレンタカーに載せて隣のフェニックスカントリークラブへ。

とはいえ、キャディバッグは昨日のトムワトソンが終わった後に、スタッフさんから「明日はフェニックスですよね〜預かっておきますね〜」と聞いていたので、車に載せるのは手荷物だけです。

来ちゃいましたねえ〜テンション爆上がりですよねえ。

初めてゴルフクラブを握ったのがもう何十年も前のことで、けれどそんなにゴルフ番組には興味もなく、毎週日曜日のテレビを見ることは少なかったのですが、それでもこのダンロップフェニックスだけは、見て知っていました。

タイガーウッズが日本に来たときなんて、大興奮でしたよ。あとで知った話ですが、タイガーウッズが日本でラウンドするのに出した条件が、バンカーの砂を入れ替えること、それも、フィリピンの大理石を砕いた砂にすることが約束だったそうです。

確かに、めちゃくちゃ白くて深くて柔らかいバンカーでした。むしろ、いつもよりも出しやすいこのホールはバンカーからピンそば5センチに寄せる奇跡のショットでパーセーブです。

なにしろ、再来週からダンロップフェニックストーナメントが開催されるタイミングということですから、宮崎空港の到着口でも壁から柱までゴルフ一色の広告が展開されていて、あの荷物が流れてくるベルトコンベアにキャディバッグが流れてきたとき、プロアマにでも出場するんですか、という雰囲気になっちゃうので、この入れ物は国内では使うのやめようかしら…

緊張した朝イチのティーショットも問題なくフェアウェイをキープでき、なんとも気持ちよくスタートして、こりゃ集中して頑張ればいけるんじゃね?と少しづつ緊張を集中に変えていくことで、スコアはまとまり始めます。

前半にラウンドした住吉コースは、テレビに放映される後半9ホールなので、もうめちゃくちゃ綺麗です。絨毯か?というぐらい綺麗なフェアウェイと、深さ15センチはあるんじゃないかというラフ。まだ緑が青々としていて元気なラフは、一度入ったら1打罰ぐらいの覚悟が必要ですね。

2ホール目は池越えのパー3。早速プレッシャーが襲ってきます。

そして、プロならワンオンを狙う名物ホールがこちら。

テレビでは13番ホールとしてよく見ます。ここだけは印象深い!

もちろん、アマチュアはワンオン狙いは禁止ですが…フェアウェイに起きました…


ラリーネルソンが入れたことで有名な「ネルソンバンカー」でもちゃんとバンカーショットしてきました。

さらに、フェアウェイの真ん中にある目印の木をめがけてのティーショットは、上手く打ちすぎてピンそばならぬ木そば。

木の幹の左スレスレをアイアンでかわして、なんとかボギーで抑える我慢のゴルフ。

こんなに頭を使って集中し、真面目にやったのは初めてじゃないかな。

そしてトーナメントでは優勝が決まる最終ホールへ。

最終18番ホールはパー5です。このフェアウェイの絶好の2打目をなんと、思い切り左に引っ掛けてしまい…(この写真の左側に白いテントが見えるでしょ)

こんなことに。

キャディさんの「無罰でこちらに出してくださ〜い」という動かせない障害物の救済処置でもってグリーンを狙える位置へ。これはプロでも救済されるドロップエリアがあるそうです。しかしデカい観覧席ですねえ。

そして、そこからなんとか3オン!バーディならずもお先にパー。いやあ〜フェニックスCC楽しかった…

これだけ平坦なゴルフ場だと歩いても苦じゃないし、全く疲れませんでした。

これは楽しいわ。みんなが行くのわかるわ。宮崎はゴルフ王国だわ。