はい、どうも皆さんお待たせいたしました。hymer.lifeの企画旅のお時間がーやってまいりましたよっ!とー
あれ?何か声が聞こえるなあ〜『どうせ寒いからハワイ行くか〜とかじゃないの?』って言ってんのかなあ?そうかなあ?どうかなあ?
「寒い!」
「うわっ!ビックリした!急に何を言うかと思ったわ」
「寒いのヤダ!」
「そりゃ誰だってそうでしょ」
その日はまだ11月だというのに突然の寒波が襲ってきた日でした。床暖房つけて毛布に包まって…そりゃ寒いところにいたくはないわね。雪国の人は寒さに強いっていうけど、ちゃーんと着込んでるから寒さ対策が出来ているというだけで、同じ人間だしやっぱり寒いのは寒いらしい。
「寒いのがおキライなら、それはそれで方法はあるよ」
「そうだなぁホッカイロ買うかぁ」
「来週から学校お休みなんだよねえ」
「あ、もう冬休みかぁ」
「寒いのがイヤで長期休暇といえばですね」
「あれ?」
「やはり海外企画ということになるわけですよ」
「うわっ!もしかしてもう予約したとか?」
「はい、パスポートの有効期限も確認済みです」
「どこ行くんだよ!?」
「バリ島です」
「あれ、アッサリと」
そうなんです。年明け一発目の企画旅はなんとバリ島へ行くことになりました。ハワイもちょっと飽きてきたところあるし、本当は南半球が良かったんだけど、また別の企画で行くかもしんない(ムフフ)というわけで、お正月はバリ島ということになりました。
「ふーん。わかった。バリ島ね。暖かいんだよね?」
「当たり前でしょ」
「じゃ、いいや。で、バリ島って何があるの?」
「知らん」
「おい」
「海かなあ」
「そりゃそうだろ、島なんだから」
「何も無いんだって。一つ目のホテルがさ」
「一つ目?おい、また途中でホテル変わるの?」
「うん」
「面倒だなあ。海外の旅じゃ一カ所にじっとしていたいって言ったろ?」
「それがバリ島って3日もいたら飽きるって言うから、ホテルでも移動して雰囲気変えないとって」
「何それ!?何日行くんだよ?」
「10日間だね」
「おい〜なんだよ、それで3日で飽きたらあと1週間も何すんだよお」
その日はそれで話は終わり。去年の11月初旬のことです。
年末年始はどこか遊びに行くんですか〜と誰かに聞かれるたびに、ああバリ島ですと答えるものの、
「あーいいですね〜マリンスポーツとかするんですか?」
「いえ、何もしないと思います」
「え?ダイビングとかサーフィンとかされるんじゃないんですか?」
「いえいえ、そういうアウトドアなことしたことないです」
「え?でもキャンピングカーとか乗ってらっしゃるから…」
「旅先でも車の中に引きこもってますよ」
「えーっ!?」
そしてそのあとキャンカー西日本制覇の旅でのこと。時は12月初旬。
湯布院で温泉三昧を堪能した次の移動日。
九州をグルリと回ってちょうど阿蘇山に立ち寄っていた時にまたバリ島の情報が明らかに。
そういえば、このHYMER.LIFEが始まった頃に熊本で地震があってすごいニュースになっていたのを思い出し、山頂近くのドライブインも道路がひび割れするぐらい大変な被害を受けたらしく、地震当時の写真がいくつか展示されていました。
阿蘇山の火口からモクモクと煙が上がっているのを見てのこと。
「阿蘇山ってまた噴火するかもしれないね」
「あ、そうそう、噴火してんだよね!」
「え?阿蘇山?」
「違うよ、バリ島」
「はあっ!?」
うわーこりゃ大事件!なんと11月末の2日間、空港が閉鎖されたというニュースが飛び込んで来ましたっていうか、実は旅行会社から連絡が来るまでまったく知りませんでしたよね?あなたたち。
まったくノーテンキというか。
「バリ島の火山が噴火してるんだって。メールで旅行会社から連絡があったよ」
「え!?そうなの?で、中止なの?」
「なに嬉しそうに言ってんのよ」
「いやいや、そういうわけでは…そっかあ。噴火かあ」
「まあ、旅にはそういうトラブルがつきものでしょ!」
「ワクワクしてんじゃねえよ」
「2日間も空港が閉鎖されたんだって」
「なんだって!?そりゃまずいよ!」
「ちがうの。噴煙が邪魔だから飛行機が飛べないってことらしい」
「(ググる)ホントだ!空港が閉鎖されてキャンセルされたって」
「でも旅行会社の人、大丈夫だって言ってたよ。ていうか、私たちぜんぜん知らなかったし」
「本当なの?」
「旅行会社が不安になってるんじゃないかと心配して連絡してくれたけど、こっちはお気楽にキャンカー旅の途中だしね」
「飛行機が飛ばなくて帰ってこれなくなったらどうすんだよ」
「さらに遊べるじゃん」
「バカじゃないの?だって3日で飽きるんだぞ?もうその頃には魂も抜けちゃってるぞ?」
はてさてどうなるのかバリ島!果たして噴火してしまうのか!乞うご期待!
「何言ってんの!期待してないよ」