さんふらわあフェリーでおやすみ〜キャンカー西日本制覇(最終話)

今日は大みそか。2017年も今日で終わりですね。今年も1年間hymer.lifeにお付き合いいただきありがとうございました。特にこの12月はクリスマスの雰囲気も全く無くて、1ヶ月間ずっと企画旅「キャンカー西日本制覇」のお話だけでガツンとやらせていただきました。

「長げぇよ…」

という喜びの声を頂く中、一度やってみたかったので良いチャンスをもらいました。がっつり出来て大満足です。


さてさて、旅はラストのフェリー乗り場へ。志布志港にはまだ早い到着でした。出港の2時間前です。何故かというと、

車中食。

ついさっきスーパーマーケットで買ってきた今夜のお食事。五木のだんご汁でございます。

だんご汁といっても、お団子がはいっているわけではないのですが、この平たい麺のことを「だんご」と呼ぶのだそうで。

つい先程まで遊んでいた道の駅の公園が風が強く吹いてとーっても寒かったから、温かいものを食べたくなったというわけです。ネギやあげなどもトントン切って、ささっと入れれば出来上がり!お茶の子さいさいっと。

「美味しいね!もう一つ作ろっか!」

ちょうど4時から乗船受付が始まったので、手続きしている間に美味しく頂きました。以前にも別府からフェリーに乗ったのですが、あの時は乗船するのが最後の方だったので、なかなか順番が回ってこないのは体験済み。

なので、余裕ぶっこいて最後の夕食を車中食しておりました。もう一つ食べようとお湯を沸かし始めたわけです。ガスコンロっていいなあなーんて言いながら。

すると係りの人がやってきて

「この車は長さ、どれぐらい?」

「あ、7メートルをちょっと切るぐらいです」

「あ、そう。じゃあ、乗ってください」

「え?あ、はい?もう乗るんですか?」

「そこぐるっと回って向こうからね」

いやあー参りました。ゆっくり食べるつもりが1番に乗船することに。

さあ、乗りますよお。

前方の1番端のスペースだったので、1番最初に乗船することになったのでした。こりゃいいこと知ったわ。志布志港にはまたフェリーに乗って来たいと思います。

さあ、いよいよ乗船ですよお〜

お部屋はデラックスというルームで、これも1番前の船室でした。

まるでビジネスホテルのような船室でした。とても綺麗ですけど、お風呂は大浴場があるのでそちらへ行きます。なのでここは使いませんでした。

面白いことに、男性用の大浴場は乗船直後のまだ出港していない状態から続々とトラックの運転手さんが入っていました。男性比率が高いからかな。それが嫌ならこの浴槽でゆっくり入るのでしょうね。

女性用の大浴場は空いていました。ゆっくり入れるけど…そんなにゆっくりはしないかな。船が動き出すとけっこう揺れるんですよ。洗い場で転んでも危ないしね。

さあ、出航です。

ちょっと散歩に。

デッキに出てみましたが、あまり見どころも無く。別府から乗ったさんふらわあよりも船は大きいのですが、展望デッキなどはあまり充実してなかったですね。まあ、寝るだけだしそれでも十分です。

「まわして〜まわして〜」

意味もなくテンション上がって、ぐるぐる回ってみました。

さて、部屋に帰って小腹がすいてお菓子をボリボリ…予想外に乗船が早くて車中食しそこなったからなあ。とはいえ、船内のレストランで食べる気もしないし…

仕方ない。寝るか!

「ベッドが狭いから寝られないよ!」

子どもも大きくなったなあと思います。ずっとこうやってシングルベッドでも2人で寝られたのに、もう狭いから嫌だというようになりました。

「今日はここで寝る〜」

と言ってソファを指差します。

確か、定員3名って書いてあったな…もしや

ガタッ

ソファを引っ張ると簡易ベッドになりました。

「ここで1人で寝るね〜」

「オッケーい」

「じゃ、電気消すね〜」

パチン!しばし沈黙。

(たぶん、やっぱりママと一緒に寝るって言うだろうな)と思っていましたが、静かなまま時が過ぎ。

あれ!寝てる

初めて一人で眠りについた記念すべき日となりました。知らぬ間に成長してたんだねえ。

でも、ここでこんな敷布団で寝ちゃうと風邪ひいちゃうよ。と、ママのベッドに移動しました。

もう一本ビールでも買いに行こうかと船室を出て自販機コーナーへ。

そして帰ってくると、

「おかえり〜」

「何かってきたの〜?」

「なんだ、寝てなかったの?」

「あの後すぐ起きちゃってさ、お腹が空いて寝られないって」

「あーそうか、最後の車中食の途中で終わってたもんね…お菓子じゃあ足りないか」

「何かあるかな?」

「もうレストランは閉まってたけど、自販機にいろいろあったよ」

「一緒に行く〜!」

ダメだ…もう夜遊び買い食いの英才教育をしてしまうダメな大人である。

ただの冷凍食品をチンと言わせただけの焼きおにぎりなんですけどね。ホットドッグなんですけどね。ポテトフライも付いてたりして、大よろこびなんですけどね。もう、この夜食のノリを覚えちゃったら、引き返せないだろうなあ。

「あ、そうだ、カップラーメンの自販機もあったんだけどさ」

「うんうん。でもこれで十分だよ」

「あ、そう。でもさ今から5分後にそれを買いに行く未来が私には見えちゃってるよね」

予言どおり。

ありがとう日清。フェリーのレストランで食べなかった罰か。でも、でもですね。こういう時間がたまらなくワクワクしちゃうんですよねえ。所詮、貧乏性といいますか庶民的といいますか、美味しいもの食べたってどうせバカ舌にはわかんないんだから。結局こういうので楽しさ感じちゃうの。

結局ね、豪華な料理とか食べたって値打ちわかんないの。

「どう?達成感ある?」

「また、その話かい?うん、あるよ〜。今までの電車の旅みたいな旅の疲れは無いね。車中泊でも広いベッドでよく眠れるし。運転して遠くまで来たなあっていう達成感だよね」

「でしょう?その達成感って私がプレゼントしたってことだよね!」

「はい?」

「んまあもう、いーのいーのそんなに感謝してくれなくても」

「ん、えーっとその喜んでるように見えたのかな?」

「で、来週なんだけどさ…」

「もーいーわ」

寝ている間に、船は高知沖の太平洋を進んでいきました。朝起きるともう大阪湾に到着間近。

朝になって港に到着です。

サンキューさんふらわあ!

(キャンカー西日本制覇 完)


さて、今年も1年間ありがとうございました。

これを読んで頂いている皆さんにはお寒いなか誠に恐縮ではございますが、いま私たちは極寒の日本にはおりません。生まれて初めて年越しを海外で過ごそうという企画の真っ最中でございます。

ご想像どおり、またも海外でノープラン旅を繰り広げておるわけで、それも初めての渡航先。右も左もわからないところです。なにせ、「暖かければどこでもいいよ」って言うもんだから…

今年は大変お世話になりました。また来年もバカなノープラン旅をお届けして参りたいので、2018年もよろしくお願いいたしますう〜それじゃあ良いお年を!