さてHYMERくんの旅は、朝起きてから今日の予定を決めるわけです。そんな自由な行き当たりバッタリの旅が楽しいんですよね〜。
朝ごはんも食べてコーヒーも飲んで、頭がスッキリしたところで今日の予定を考えるわけです。
「ねえ、今日どこ行く?」
「そうだねえ、大分でどっか遊ぶとこ行って、そのあと別府温泉でゆっくり風呂入って、最後はまたどっかで車中泊かなあ」
「あ、ここどお?」
まったく知らなかったのですが、大分県にサンリオ キャラクターパーク ハーモニーランドというアミューズメントパークがありました。
サンリオハーモニーランド
さーて、やって来ましたよう〜。到着したのは朝の9:30ごろ。すでに少しづつゲート前に車の行列が出来てみんな並んで開園を待っていました。
キャラクターグリーティングがありまして…まあ空いてるので並ぶほどではないんですけど。
どこもかしこもサンリオキャラクター一色で。まあ当たり前なんですが。
この強いキャラクターがディズニーに負けちゃうのは何でしょう…。映画になるようなストーリーが無いからなのかな。
このように、レストランのメニューにも「ぐでたま」が。なかなか良い感じに作り込んであるんですけどねえ。やっぱりテーマパークって都会の近くに作らないと厳しいってのは本当なのでしょうね。
「わーい、いっぱい遊んだねえ」
「うん!でも寒くなっちゃった〜身体が冷える〜」
「そうだね。陽が出るとあったかいんだけど、曇ると底冷えするね〜山の上だからかな」
「ねえ、はやく温泉行こうよ〜お・ん・せ・ん〜」
というのも、さっき友だちになったお母さんから聞いた話なんですが、どうやらこちらの方では貸切風呂というのが当たり前なんだそうです。そういえば昨夜の下関でも貸切風呂があって、たまたま空きがあり入れました。
「へえ、そうなんだ?じゃあ昨夜のは偶然じゃないんだ」
「うん、そうみたい。こっちでは貸切風呂っていうのが温泉の楽しみ方みたいで、みんなそうやって入るみたいよ」
「なるほどねえ。知らない人と裸で一緒にお風呂入るっていうのもまあ不自然っていやあ不自然だけれど、日帰り温泉で貸切風呂がそんなにあるなんていうのは珍しいねえ」
「こりゃ楽しみだわ、はやく行こーっ!」
別府温泉へとHYMERくんはひた走りまして、
別府ひょうたん温泉へ。
そして、離れに貸切風呂がズラリと並んでいまして、8軒ぐらいの長屋風になっていました。
途中、足湯を通り抜けて坂を登っていくと貸切風呂です。
フロントで鍵をもらってその長屋風のうちのひとつのお部屋に入ると脱衣場があって、その奥には浴室があります。
「さあ、入ろーっ!あったまるぞーっ」
「イエーイ!」
「どうしたの?」
「お湯がない…」
「あーフロントでなんか言ってたなあ。このコイン入れてくださいね〜とか」
「ああ、これ?」
「うんうん。源泉掛け流しよりなんだかこの方が気持ちいいね。温泉が新しいってことだもんね」
「そうよねえ。いつも一番風呂ってことで」
「じゃあコイン入れるよ〜」
「でも、こんな大きな湯船がそんな簡単にお湯がたまるのかなあ…」
「うわー!本当だ!凄い大量に出てきた!こりゃ服を脱いでいるうちにたまるわあ」
「ほんと、凄い湯量だね。さすがは別府温泉だけあるわ」
「そこらじゅうで湯気が登ってんのは、だてじゃないってことな」
「それな」
「これ何?」
「わおーこれ最高じゃん!ミストサウナの原点ここにありって感じ!」
「むし湯って英語でミストサウナなんだ?」
「いやいや、むしろミストサウナも日本語でしょ」
別府温泉はいたるところで地面から湯気が立ち昇っていました。温泉を排水溝にもながしているのか、道路のグレーチングからも湯気が立ち昇る贅沢な状態です。
天然の床暖房が入っているようなものですね。
ゆっくり温泉につかって身体もあったまり、夜ご飯は近くのお寿司屋さんへ。
回転寿司ですけど食べログの点数がとっても高かったので、まだ時間は早かったのですが空いているうちにと行きました。新鮮なネタがとても美味しかったです。