キッザニア東京〜子どもの頃の夢お仕事体験テーマパーク

なんということでしょう。子どもの頃から働くということを体験していくなんて素晴らしいことじゃあないですか。

人がこの世に産まれて生きる意味を、社会の一員として貢献するんだという精神を、こうやって知ることができるのでしょうか。

ここはキッザニア東京です。


子どもたちが次の体験学習の順番を待っているの図。仮想現実の世界でも、なかなかの人気施設では簡単にはお仕事をもらえません(笑)

みんな楽しそうにお仕事体験をしています。


キッザニアが徹底しているのは、各ブースの中に入れるのは子どもたちだけだというところですね。大人は外から眺めているしか出来ません。

写真も外から撮影するだけ。子どもたちは自立心の芽生えを感じながら新しいことに挑戦していくのです。なかなか考えさせられるテーマパークです。

働いたら、キッゾというお金がもらえます。またソフトクリームを作って食べる体験では逆にキッゾを支払って体験しなければなりません。


つまり、お金がもらえる場合と、お金を使っちゃう場合の2つのパターンがあるわけです。


最初、それを知らなくて、使ってばかりいると入場時にもらえる50キッゾをすぐに使ってしまいました。それで、

「ああ、テーマパークの乗り物券みたいなもので、買わなきゃいけないのかな?」

と思ったわけです。

そして近くの係のお姉さんに、

「あのーキッゾってどこへ行けば買えるんですか?」

「あ、あの…キッゾは何かお仕事をしたらたくさんもらえるので、頑張ってください!」

とニコニコの笑顔で言われました。


がーん!そりゃそうだ!

働かざるもの喰うべからず。

顔が真っ赤になる程に恥ずかしいわぁ〜なんだか、お金で解決しようとした指輪ギラギラの成金ババアみたいじゃないの!

あっはっは。

そして最後に、子どもたちはお仕事で稼いだお金を銀行に預けるか、百貨店でお土産(おもちゃや文房具などです)を買うかを考えさせられるのです。つまり、貯金か消費かの判断を迫られるわけです。


見事なまでに現実社会をなぞっています。金利も10%ぐらいつくらしい。

お仕事も銀行も、すべてが実在する会社の名前で出店していますから、かなりリアルです。銀行にはATMもありました。次に遊びに来た時に引き出せるんだそうです。

残ったお金でお土産を買う時に、言い聞かせた言葉。

「お店のものには値段があって、いま持っているお金で買えるものしか買えないのよ」

日頃、クレジットカードで買っている自分にはね返ってきそうなセリフ…

なんとも、ひとつひとつが心に突き刺さる…キッザニア恐るべし…。