ムリアリゾートに到着〜バリ島ジャングル探検(第4夜)

空港から40分はかかったでしょうか、ようやくホテルに着きました。ムリアリゾートというホテルです。なんともこのホテル、バリ島に来たからには必ず泊まってみたいと言われているらしく、それじゃあ泊まってみようじゃないかと予約したわけです。

バリ島では9割の人がヒンドゥー教なんだそうで、インドネシアという国は国民の9割近くがイスラム教なのにバリ島だけはとても珍しい。もちろん憲法で宗教の自由は認められているんだけども、無宗教というのはダメだという変わったお国柄。多民族国家で沢山の島々で集まって作られた国だからこその悩みがそこに垣間見えます。

宗教的な戒律の強いイスラム教が、国としてのまとまりを生みやすいという考え方も、わからないでもない。マレーシアなんかは、イスラム教を国教としてマレー人には強いているわけだしね。

ところが、そのおかげでバリ島ではイスラム過激派のテロが起きやすいというのだから、これも困ったものです。

そんなわけで、ムリアリゾートの入り口ではセキュリティチェックが厳しく行われています。

ホテルのロビーはクリスマスツリーがまだ飾られていました。日本はすぐにお正月モードに切り替わりますが、海外ではクリスマスとハッピーニューイヤーは同じ扱いなのでしょう。滞在中にもクリスマスソングも流れてたりしてました。

日本では12月に正月を迎える準備をしていたところにクリスマス文化が乱入してきて年末が大忙しになっちゃったんですね。日本でも年末年始ぐらいゆっくり休みたいもんです…年末に大掃除とかブーム作るのやめてほしいわ。

掃除はもっと気候の良い時に済ましましょう…と言いたい。

早速向かったのは江戸銀という和食レストラン。

「なんで?」

「もう到着初日から和食ですか?」

「機内食でインドネシア料理食べただけですよね?」

皆さんから驚きの声が続々とインターネットを通じて聴こえて参りますが、そんなご批判ツッコミにはめげません。

「晩御飯どうする?」

「うん、もう今日は寝るだけだしね」

「よし、とりあえず、安定の和食行こう」

「そだね」

というわけです。(どういうわけ?)

まだ、信じてません。まずは様子見をしてから他のレストランへと行く作戦でした。このホテル「ムリアリゾート 」を選んだのもどうやらネット上での口コミを見たらしく。

「なんでここにしたの?」

「あのさ、車で外に出て食事するとかだとタクシーだし面倒だから、ホテル内のレストランが充実しているところを探したというわけ」

「そうなんだ。で、味はどうなのかなあ」

「ネットの口コミじゃあ美味しいらしいよ」

「そうだなあ。美味しくなくちゃここまで来ないよなあ」

部屋の外は中庭になっていて、もはやジャングルのように草木が生い茂っています。

江戸銀はビュッフェ形式とアラカルトの2つから選べましたが、意外にビュッフェが充実していて後からそちらに変更したぐらい。

蕎麦も美味しいし、鉄板焼きで肉も焼いてくれてとても美味しかった。唯一の問題は…

蕎麦に生姜を入れたつもりが、生姜にしちゃあ柔らかいなあと思いつつも食べるとそれはおろしニンニクだったのです!そのあと翌朝になってもニンニク臭が消えないという海外旅行の洗礼に会ってしまい…

「アーッもう!これだから海外旅行は嫌いんなんだよーっもう!」

何言ってんの。間違えたのあんたでしょ

そして翌日。

部屋にバルコニーが付いているのを発見。あいにく天気は曇り空だけど気温は高いから蒸し暑い感じ。とはいえ、極寒の日本に比べれば断然こっちの方が良いわけで…

それでは朝食を食べに行きましょう〜

朝食はとても広いレストランでした。The Cafeという名前のビュッフェスタイルのレストランで、ランチもディナーもやっているみたい。でも、朝食で一度行くとまたその日にもう一度同じ店にはなかなか足が向かわないもので。

朝7:30から朝食はスタートです。11:00までやってるようですが、毎日9時を過ぎると必ず行列が出来ていたので、早めに来た方が良いかな。これは9時20分の写真。

さあ、しっかり朝ごはんも食べたし。これからバリ島旅行の始まりです。(ジャングルは?)