中部国際空港 セントレアからスタート!おいィ何処行くんだよォ…/(企画名「まだ秘密」第1夜)

「さて、我々はいまセントレアに向かう車中にいるわけですが、今回の旅はこの中部国際空港から始まるんですな~」

「あのさあ、HYMER LIFEが始まる前からずっとそうなんだけど、急に旅に出るぞ~ってのはやめてくんない?」

「あら?旅はお嫌いですか?」

「い、いや…お好きですけど…」

えーっとご存じ無い方もおられるでしょうが、車の中ってヒマなので、何かとモノマネ小芝居でいつもヒマつぶししてるんですよ、私たち。

旅の話題は水どうが多いですが、過去には半沢直樹シリーズもありました。(たまにミュージカルになることだってあります。劇団四季の母音法なんて、もうツボってます。これって文字じゃ伝わんないけど。)

というわけで、今回も水どう風で。

「ですよね!だって突然な計画で行くぞ~といつも言いますけど、あなたスゴい速さで荷造りしちゃうでしょう?今回も倉庫からトランクを持ってきて荷造りまでほんの1日じゃないですか」

「ま、まあ、旅のカリスマとしては…それぐらいはねぇ」

「いやあそれはスゴいよ~ご立派!」

「いやあそれほどでも…って、ダメダメ、もう少しで騙されるところだった!まだちゃんと聞いてないぞ?今年はHYMER LIFEで1年を過ごすはずだったじゃない?なんでまた突然、海外に行こうってことになったのよ?」

「あー、それ聞きたい?」

「聞きたいね」

「へぇ~」

「へぇ~じゃねえよ!」

「あのねえ、JALのマイレージが今月で有効期限くるのすっかり忘れててさあ。これが無駄に消えてしまうというのは…もったいないでしょ?HYMERくん買ったからおカネないけどどうせなら海外に行きたいし、キャンプネタ欲しいけどおんな子どもの海外キャンプってのも危ないし…」

「なんですか?その説明口調」

「で、マイレージの残高からタダで行ける平和なとこ探したというわけ」

「まあ、それはこの前に聞いたけどさ、その期限が切れることは年初からわかってたことじゃないの?」

「そうね」

「じゃあ、それはキミが忘れてたってことでいいね?」

「ああ?そうか…そうだね。でもちゃんと気付いて無駄にしなーいようにすぐに動いたんだね。それを~なんというかな、機動力を生かしたプランニングとでも言っておこうか」

ところで、行き先はまだ言わないんですか?

「だからそうじゃなくて、キミがバカだからそのプランニングが遅れたということでしょ?」

「そうかそうか、よーしわかった。じゃおまえだけ国際便で自由席しかなかったってことにして立たせてやるぞ」

「何をいってるんだキミは。飛行機で自由席とか立ち席があるんだったら、シートベルトどうすんだ」

「足にくくりつけてやる!」

あの…行き先なんですけど…

「おまえそんなことしてみろ、CAさんがすっ飛んできて離陸が遅れて大迷惑だ。すぐにYahooのトップニュースになって会見ひらくぞ?」

「じゃあ貨物で預けてやる!」

「なんだとコノ。ええいもう貨物室で死んでやる!」

はーい、というわけで、こんな無駄な会話でヒマつぶしをしながらHYMERくんの道中は退屈な高速道路をどんどん進んで行くわけでありまして…

行き先はまだ言わないのかな?

とりあえず、夜の便だったので風呂に入ろうということで、空港島に渡る前の日帰り温泉「マーゴの湯」に行きました。イオンモールと同じ敷地内にあるので駐車場も広くて大型車停め放題でした。

さて、離陸2時間前の夜8時ごろ、中部国際空港 セントレアにやって参りました我々。HYMERくんを停める場所はいつもの駐車場事情でお送りしまーす。

駐車場はP2という表示を目指して進みます。これが不安になるぐらい入口が見えて来ません。なぜならこのようにグルーっと回るからです。

でも、事前に駐車場に電話で確認したら、この駐車場は満車だったら臨時駐車場に行くように言われるそうです。平面の大型車用スペースなのに普通乗用車が停めちゃっていっぱいになるという、どこででもよくあるパターンです。

これだけたくさんあるのに、あと5~6台分しか空いてませんでした。

「おもいっきりマイクロバス用だって書いてあるのに、平気で乗用車停める人っていったい何なの?」

「そうだね。今日も見たところ、マイクロバスは2台しか無いね。ほかの10台は乗用車だね…」

「どうせさ、『お?ココ空いてんじゃん!まあ大型車なんてこんなに来ないんだからさ、ここ停めようぜ~』みたいなノリで停めてるんじゃないの?」
「ほんとムカつくわ~。そういうの一番嫌い!」

いやその話はもう私がしたから…早く行き先を…


「ところでさ、なんで空港までHYMERくんで行くのよ?うちも乗用車でいいんじゃないの?」

ねえ?そろそろ企画発表しなきゃ

「そうだね。さ、荷物運んで!」

「いやいや、運んで!じゃないでしょ?」

おい、とうとうナレーションのことも無視しだしたな?

「それにはいろいろと…あ、ういろうの看板だ!やっぱ名古屋だねぇ」

「何よ、いろいろって?」

「では、行ってきまーす!」

「おい待て!?まだ話は終わってないぞ!?」
そうだよ、こっちも終わって無いぞ!

てか、てめーら何処いくんだよォ?

「いやいや。もうみんな知ってるって」