北京の空に青空が見えた。街並みも綺麗になったなあ。さらに…

今から5年前に北京に来た時には、ちょうど黄砂の時期でもあったので、いつもモヤがかかったみたいな空でしたし、PM2.5の問題が大騒ぎになっていた頃だったので、あまり良い印象はありませんでした。街もゴミが落ちているイメージ。もちろんオリンピックの後ですからそれでも良くなった方だったのでしょうけど…。

新しい建物の裏側に住居を隠して見えなくしたり、共産党のスローガンを書いた垂れ幕でカバーしたりとまだまだ目隠し作戦は続いているものの、ずいぶんと変わりました。まず一番変わったなと思うのは、警察官がいません。

5年前は頤和園のチケット売り場に警察官がいたのを覚えていますが、(写真下)今はまったくいませんでした。(写真上)


なかなか面白い比較でしょ?夏だというのもあるかもしれませんが、服装もずっと華やかな色合いになっていて、みんなオシャレになりましたよねえ。

団体旅行で来ているなあと思う人たちも、5年前は地方のツアーって感じでみんな同じTシャツを来ていましたが、今はもうその姿はなくみんな自由な国内旅行をしていて、団体旅行は中学生の修学旅行みたいな子供ばかりでした。

その子供たちのTシャツはみんなお揃いなんだけど、そのデザインもまた普段でも着れるようなプリントTシャツで、みんな少し工夫を加えて着こなしていたりして。


とっても普通の観光地です。警察官がいなくなったのも、安全が確保されている証拠なんだろうなと。

また、道路を走っている時にはこんな車も発見!


こんなの、中国で見る日が来るなんて思いもしなかったなあ。平和だなあ。いやあ、日本文化クールジャパンもここまで気に入って頂いて。とっても良いことですね。時代ですねえ〜


街中で急に音楽が流れて、人が踊り出したなあと思って見ていると、中から大勢の人が出て来てみんなでダンスを踊り始めたのです。

そして、涙ぐんだ女の子が拍手で迎え入れられて、歓喜の輪の中に。


これは、フラッシュモブという、最近はやりのお祝いの仕方ですね。

若者はもう中国でもアメリカでも関係なく、新しいことをどんどん取り入れて、みんな変わってきているわけですね。世代交代っていうのが一番良い平和の基礎なのかもしれない。

道路を車が走りまくりと空気が汚れるからか、スマホで貸し出しするレンタル自転車「モバイク」も、市内の至る所に整備されていました。


日本ですらまだ普及していないのに。(お台場には少しあるけど誰も使わない…)

パリやロンドンだと7年ぐらい前に始まってるし。

料金制御は2次元バーコードです。wechatマークが輝いていますね!これでスマホをかざして鍵が開くんです。

早朝には必ず掃除の人たちが道路をはいています。


石炭火力発電も少し控えめにしたからでしょうか、空には青空が見えました。


北京も変わっているんですねえ〜

よかったよかった。

でも、そんなもんじゃ無いんですよ。もっと進んでいます。もう日本は負けてる部分もあるかもしれない…

そのお話はまた明日。