一方、現地居残り組は…CEBU#21

さてさて一部帰国したのちにもセブ島での活動は残っていました。ちょうど土日にあたる曜日だったので、もともと現地でいろんなイベントが企画されていたのです。特に楽しみにしていたのが土曜日に開催される学校訪問でした。

大先生は地域の子どもたちの力強い味方でもあるのです。実はこのイベントに参加するにあたって、事前にスケジュールの打ち合わせをしていたときに、日本でいらなくなった子ども服などを持って来て欲しいと頼まれていました。

知人友人にあたって、着なくなった洋服やおもちゃや本など、いろいろもらって来ました。その気になって集め出すととてもたくさん集まって、もうスーツケース1つ分でも入らなかったぐらいで、自分たちの荷物を入れるスーツケースにも分けて詰めて来ました。

そのイベントが土曜日に開催されたのでした。

そして、そのイベントの目玉ゲストが!

Jollibee(ジョリビー)だったわけです。

もうみんな大喜びでした。あの軽快なダンスもこの時に披露されたものです。

ねえ?すごいでしょう?彼はフィリピンじゃあ子どもたちみんなの人気者なのでした。

さて、この企画旅でとても大切なことに気づくことができたと思います。

大きな心境の変化とも言えます。

大先生は地元ではどちらかというと恵まれている家庭に生まれた方だと思います。ですが、こうやってみんなの幸せを考えているところが尊敬できるなと思いました。

恵まれない子どもたちだけでなく、身体が不自由な子どもたちもいました。

少子化だ老人社会だと私たちが日本で暮らしているとまったく気づかないことですが、世界中にたくさんの子どもたちがいるのです。そして、その子たちが次の時代を切り開いて行こうとしているのです。

そして、助けてあげようなんて、上から目線で言うのは間違っていると思いました。

年老いた私たち日本人は、その子どもたちに助けてもらわないといけないんじゃないか、そう感じたのです。

外国人労働者を受け入れるという政府の方針が動き始めています。

私たち日本人は、もはや背に腹は代えられずこれを大歓迎する必要があるんじゃないかと思うのでした。