お昼ご飯を食べよう〜ステーキだ!

フィレンツェの街並みはとても古くて、雰囲気が良いのです。ミラノとは違って、どこも古さが保存されているという感じ。

その街並みを7年前の記憶を思い出しながら歩いていきます。

ああ、ここを歩いてドゥオモの方まで歩いていったなあ

まあ、それにしても暑い…このヨーロッパリベンジで何度「暑い」といっただろう。

しかし、その暑さがとうとう事件を起こすのです。

もっとも賑わう通りを歩きながら、お昼ご飯の場所を探します。

そこで、なんだかガッツリと肉を食べたい気分にさせられた、この店頭の感じ。

神戸牛…ん?神戸肉?まあ、いいや。神戸牛のことを知っているお店なら、きっと美味しい肉を使っているに違いない。

と、このステーキハウスに入ることにしました。

すると…

あれ…iPhoneが動かない…

なんと、先ほどまで胸ポケットに入れていたiPhoneが動かなくなったのです。

イタロとロビーで充電していたからか、それとも熱暴走か…とにかく画面が真っ黒で動作しない。

あまりのショックに食事も喉を、

通るのなんのって。

美味い!美味すぎる!

フィレンツェ産の牛肉だとか言ってたけど、そんなことどうでも良いぐらい食べるわ食べるわ。牛なら何でもいいっていう速さ。

だって、昨夜のイタリアンのメインが鳩肉だったんだもん。


そのあとふと立ち寄ったお店で、店員の女の子が、話しかけてきました。

どこから来たの?

日本です

あー日本はいいわねえ。私も行ったわ〜

そこまでは普通の会話。ところがここから何やらお姉さん、スイッチが入ったみたいに、周りにも聞こえるような声で話し始めるのです。

それにしても、あのテーブルもそう、あそこもあそこも…

え?

○○○!○○○!○○○!○○○!もう最悪よね!

うおーなんという大胆な。○○○!というのは国の名前を連呼しています。

そんな大きな声で。むこうまで聞こえてるよ?

そうなんです。この旅でずっと何度も感じたことですが、日本人だと言うとすごくみんな優しい。けれど、その後に、必ずと言っていいほど、他のアジアの国の悪口が出てきました。

これは、フィレンツェ滞在中にどこのイタリア人経営のお店に行っても、ずっと同じ現象でしたねえ。

ちょっと前にセブ島に行った時もそうだったし、シンガポールでも同じことを言われましたが、ヨーロッパでは特にひどかったなあ。

ここまで嫌われているなんて、何があったんだろう?不思議だわ。