元旦にIT時代の胎動を感じる〜バリ島ジャングル探検(第10夜)

メリークリスマス & ハッピーニューイヤー!若干遅れ気味のご挨拶をすることになってしまいましたのは、このお話を書いている今が元旦だからでございますね〜

カウントダウンパーティは見事に雨が上がって開催されました。そりゃ大騒ぎだったようですが…こちらはそんなの関係なく寝る予定。子どもは寝るのが早いので、そんなオトナのお遊びとはすっかり縁が遠くなっているわけです。

ルームサービスでダイニングをお願いして持って来てもらうと、今日は夜の9時から花火が上がるとの情報をゲット!

もちろんこの日は大晦日ですから、海外とはいえ時差1時間のバリでは、NHK紅白歌合戦も見ることができるわけです。

さあ、そろそろ花火の時間かな、という時にバルコニーに出てスタンバイ。

夜は9時まで眠い目をこすって、我慢している子どもを見ていると早く始まれ〜って感じで、バルコニーで待っていたのです。

「この部屋から見えるって言ってたの?」

「ロビーで打ち上げるって言ってたから、高く上がればここからでも見えるんじゃないかな」

そして9時を数分過ぎた頃。

バババババーン

と始まった花火は意外にも低くて煙しか見えません。

「走れ!」

「ロビーだ!」

とダッシュ!ロビーが近い部屋で良かったねえ〜

いやあ〜日本の花火とは違って、なんともバンバンと連写する感じの連続。只々賑やかなというだけだった。こりゃあ日本の花火でしだれ柳を見せてやりてえやねえ。(←急に江戸っ子みたいになってる)

年越しカウントダウンの時にも0時に花火が上がっていたようだけど、もう眠ってたので見にもいかず。

その後にプープーとラッパみたいな音がしてたのを聞いたけど、どうやらパーティで配られたラッパだったようです。

そして翌朝。

「ねえ!見て!やっと青空が見えてるよ!」

「ホントだ!正月に晴れるとはこりゃ縁起がいいねえ」

「ん?あれ何だ?」

「何よ」

「ほら、あの壁際とプールサイドと」

「写真撮ってるね」

「あれ、インスタグラムに上げるんじゃない?」

「あーそっか、そういうことか〜」

この旅の途中は常にこのような光景に出会いました。そりゃもう1時間ぐらいポーズを変えて何度も何度も撮影しているのです。頑張ってますねえインスタグラマーは。特にこの左下の女性は途中、階下のレストルームで水着を着替えていました。かなりの本腰の入れようです。

いやあ、時代は変わりましたねえ。

インスタ映えするような場所に行くと、必ず綺麗なお姉さんがポーズを決めているという時代になりました。

こっちから見ているととても滑稽に見えるのですが、これがまたインスタグラムに載ればもうスゴい写真に見えちゃうわけで。

「インスタで検索したら出てくるかもよ」

確かに#muliaresortのタグで検索するとウジャウジャ出てきます。

「あーこれ、さっき朝食の時にいた人だ〜」

「スゴイよ!この人2万人もフォロワーがいる有名な人なんだ!」

すごい世の中になったものです。まさかバリ島でITの時代を痛感することになるとは…

旅行先の情報を集めるには、ホームページよりもインスタグラムの方が写真で分かりやすいかもしれないね。