プールサイドと飾り切り〜バリ島ジャングル探検(第11夜)

元旦の朝は、少しゆっくり寝ておりました。とはいえ8時過ぎには朝食会場へと向かいます。何故かお腹が空くんですよね〜夜に寝るのも早いのもありますが、昼間からビール飲んで酔っ払うと、食事の量が少なくなってしまうんでしょうか、朝になるとお腹が空いて寝てられない気持ちになるわけです。

日中に泳いだりしてカロリー消費しているって背景もあるのでしょうか、そんな言い訳をしながら朝からガッツリ食べちゃいます。

突然ですが、バリ島の民芸品は彫刻が多いですね。動物園で見た石像も特徴的でした。

街の至る所にこのような彫刻像や木彫りの彫刻家具が売られていましたので、手先が器用なんでしょうね。ムリアの装飾にも同じように木彫りの壁がありました。建物を支える柱を装飾してある壁面でとても細かい細工がしてあります。

こういう彫刻文化って製作に時間がかかるので、平和でかつ食べ物に困らないような経済力にゆとりのある文化圏にしか生まれないように思うんですよ。戦いに明け暮れる時代や、食べ物が無い状況で、彫刻に時間を割いてられないでしょうから。

ということは、バリ島は実は昔から豊かな経済圏を保っていたんじゃ無いかな、と思うわけです。

その技術は果物の飾り切りにも活かされていました。まず大晦日の作品。

そして元旦の日の作品。ここで初めて「あれ、毎日違うじゃん!」ってことに気付いたの。朝食会場のフルーツコーナーは毎日飾り切りがデコレーションされていました。

そして、そうなってくると翌日が気になりますよね。どんなのになってるんだろーっと。

いやあ、細工が細かいなあ。その他2018年を祝う飾り付けについてもここにアップしておこうと思います。

朝食もしっかり食べて、元旦はホテルに引きこもり生活を堪能する予定。天気もいいし、今日はプール三昧と参りましょう!

ムリアリゾートにはたくさんのプールがあります。子ども用の浅いプールもあって、ファミリー向けのリゾートとしても楽しめるようになっています。

これが子ども向けのプール。海外ではお友だちと仲良くなれるのも楽しいですね。チョコレートケーキが余ったのでどうぞ〜ってそのご家族から頂きました。たぶん、オーストラリアから来たファミリーだと思います。お爺ちゃんお婆ちゃんも一緒に来るなんて、楽しそう!

ところが、子どもはこの浅いプールにすぐ飽きてしまい…

「もっと広いところに行きたい!」

「でも、足がつかないよ?」

「大丈夫!これしてるから」

と、腕につけた浮き輪を指差します。その浮き輪への絶対的な信頼感。

足がつかないところへ行くことの不安感は浮き輪があれば大丈夫だというものの、水面を移動するにはシンクロみたいにずっと足で泳いでないといけないし、まして広い大人用のプールはさらに疲れるんじゃないかと思うものの、そんな心配は子どもにはまったく関係無いようで。

海辺のオーシャンプールには結婚式用のチャペルもあって、豪華な挙式があげられるのでしょう。けれど、もうバリ島で結婚する人は少なくなっているんじゃないかな。日本人はみんなハワイに行っちゃうし。

キャーキャー言ってはしゃいでいる隣では、優雅にプールサイドで寝ている人たち。後で聞いた話ですが、日本人観光客の旅行キャンセルはかなり多かったみたいですね。火山が噴火してから一気に減ったと。

まあ、テレビの情報など見るだけではそう思うのも無理ないかもしれません。


去年のお話ですが、昨年末のキャンカー西日本制覇の旅の途中で、鹿児島に入った時にタクシーに乗る機会があって、

「そういえば、霧島連山の新燃岳が噴火したってニュースで見ましたけど、こんど志布志まで行くんですけど大丈夫なんですか?」

「ふふっ!」

と鼻で笑われることがありました。それはもう、風が吹いてるので、桶屋って儲かるんですか?みたいな質問に聞こえたことでしょう。自然を甘く見ているという意味ではなく、自然を正しく理解して付き合っているといった感じなのでしょう。

そりゃ目の前の桜島と暮らしている人たちにはきっと普段から自然の怖さを正確に把握していて、どこまでが安全かもわかってるから不安も無いのでしょう。


ムリアリゾートにはカバナというプールサイドがあります。ここは、500,000ルピア(5,000円弱)相当の食事をすれば使えるというプールサイドのレストランのような半個室。

早速、声をかけて使いたいというと、案内してくれました。

こんな風に、そのままプライベートプールに入れるようになっています。

他に使っている人もいなかったので、端から端まで自由に泳ぐことが出来るし、ちょうどお昼ご飯の時間帯だったのでルームサービスを部屋まで戻らなくてもよく、着替えてレストランに行かなくてもいい!こりゃあ便利です。ま、とりあえずビール!

ビンタンというこの現地のビールはかなり有名みたい。日本のビールの味と似ているので飲みやすかったなあ。現地のガイドさんも日本(札幌)に旅行したことがあって、日本のビールはバリとよく似てあっさりとして美味しかったと言ってた。

さあ、まだまだ泳ぐぞ〜!!(←暑いのですぐにプールに入りたくなる)