また四国へ戻れば良いじゃん?(四国九州R-1第25番)

それはこの企画旅が始まる前のことでした。昔の友人が四国へ遊びにいくといくのでそれに便乗することから始まったこの旅ですが…

「あのさあ、四国でうどん三昧してそのあと九州にいくじゃん?」

「あ、もう四国に寄っていくことは決まりなのね」

「で、次の週の火曜日までに帰ってこれるかな?」

「なんで?」

「その日から友だちとの旅行があるんだよね」

春の季節はいろいろとイベントも多いもので。

「そうなんだーじゃあ、早く帰ってこなけりゃいけないね」

と、そこで会話は終わっていたのでした。

ハウステンボスで見たチョコレートの滝
(本文とは関係ありません)

「さあ、早く帰らないと友だちとの旅行があるんでしょ?」

「そうだねー」

「忙しいねえ」

「で、みんなとはどこに行くの?」

「えーっと、鳴門って言ってた」

「えーっ鳴門?」

「うん」

「四国じゃん!」

「うん」

「四国でうどん三昧の旅をして、九州行って長崎まで来て、また四国に戻るの?」

「そうなりますなあ」

金印公園のモニュメント
(これも本文とは関係ありません)

「それさあ、今から急いで家に帰って、また四国へ向かって行くの?」

「そうですなあ」

「いやあ。もう。嫌だなあ」

「ああ、わかりました?」

「北九州からフェリーに乗って帰ることを企んでいたんだけど」

「それは無理ですなあ」

わーりんごー!と言ったら違うよと首を横に振られた
(本文とは関係ありませんっての、やってみたかったの)

「じゃ、もう一度、四国に戻るってことで良いかな?」

「おーい、皆まで言うな」

そろそろうどんも食べたくなったでしょ
(本文とは少し関係あります)

「ほら、もうそろそろうどんも食べたくなったでしょ?」

「う…うん、まあ…」

「うどんって、そういうとこある」